お墓掃除

8月8日　水曜日　ときどき
　　　　　　　　を待っているのに来そうもない
　　　　　　　　山一つ向こうは台風の影響で大らしいのに・・・・


「お墓掃除はわたしがするね～」　　　

と、言っておきながら、ちっとも済ませないものだから

「今日はお墓掃除に行くぞ～」と、

主人に言われてしまいました。　　




「すみません・・・・」




ベランダから見える距離にあるお墓

近くてよかったと、最近は思います。



先々代のおじいちゃんは

自分が新家を出して独立したので

仏壇もお墓もなかったから

晩年、自分の埋葬してもらえる場所を探しに

よく本家のお墓を見に行っていた、

と、亡くなった父が話していました。




祖父が亡くなってから

父は本家に頼んで、

本家のお墓の隅っこを分けてもらって

我が家のお墓を建立しました。




だから、お墓掃除というと

本家のお墓の敷地も一緒に掃除することになります。



一年に数回は、

主人が除草剤を撒いてくれますが

お盆の前くらいは

自分たちで掃除しないとねえ。




まだ土葬だった祖父母

この下に眠っているねえ・・・



子どものころはなんか気味悪かったのに

この年になったら

何やらお墓も

ほっとする場所です。

　

わかってくれる人がいるということ

８月に入ると

何かとお寺さんが忙しくなります。

今日は菩提寺に用事があって

久しぶりに出かけてきました。




父も母も

なにかとお寺さんにはお世話になっておりました。



早速、お大黒（奥さま）が

母のことを心配してくれました。



母の様子を話すと

やはり同じように

認知症の元お大黒を介護した奥さまは

それはもう、

やはり認知症の高齢者を介護した者にしかわからない様々なエピソード、

下の世話の大変さ、夜の徘徊、

時々、訪問する方だけに見せる気丈さ


そして、介護する側の不眠症、食欲不振、体調不良


そんな話を

親身になって聞いてくださり、

理解を示してくださって、

うんうん、とうなずいて下さり

「はっきりと口には出せない、

　大変なことがいろいろあるわよねえ。

　私も半年、そういう生活をしたからよくわかるわ。

　でも、我慢をしないでね。

　あんまり、頑張りすぎないで。」

と、言ってくださいました。




母の介護をしていると

「えらいね。」と言われます。

「頑張って。」とも言われます。

でもそうすると

「もう、できない。」と言えなくなります。



「自分の健康や生活が大事よ。

　自分が命を縮めてしまったら何にもならないもの。」

そうアドバイスをいただいて

とっても気持ちが楽になりました。



また、話に来ますね、と言って

お暇しました。