長野に行く用事があって、
そのついでに(「ついで」なんて言っては罰が当たりますね。)
いま、長野県立美術館で開催されている、東山魁夷の
『唐招提寺御影堂障壁画展』に寄ってみました。
県立美術館は、たしか以前は「信濃美術館」と呼ばれていたと思いますが、
新しくなったのを機会に「長野県立美術館」と改名されました。
昭和の人間としては、「信濃」という名称に名残惜しさはありますが、
まあ、令和の時代には、やはり「長野」が、相応しいのでしょう。
隣の「東山魁夷館」と併せて見学すると、
オール東山魁夷の絵画・デッサン・襖絵・墨絵等々、で
とても見ごたえがあります。
見学には、優に2時間はかかります。
唐招提寺「御影堂」(鑑真和上を奉るお堂)の全面改修に伴い、
障壁画展が、開催される運びとなったようで、
東京のほかには、開催地は、
神戸市立博物館、富山県立美術館、
そして、ここ長野県立美術館、なのだと説明がありました。
障壁画は、御影堂に模して配置されており、
特に、入ってすぐの襖絵『濤声』には、圧倒されました。
また、床の間もそのままに『山雲』の壁画等も
見ていてちっとも飽きませんでした。
機会があれば、もう一度ゆっくり見に行ってもいいかなあ、
と思えるほど、久しぶりに感動して帰ってきました。
お近くにお住まいの方は、
ぜひ一度、足を運ばれるといいと思います。
開催期間は、来年の1月16日(日)までだそうです。