離陸
2014-12-22 | 本
絲山 秋子 著
11月に新聞でこの本を知りました。
彼女の本は以前一冊読んでいました。
とりあえず気になったので、切り抜きチェック。
その数日後、またこの本の事を書かれた記事。
しかも、清水良典氏。
これは読んでみるしかないなと思いました。
そして予約。
先週借りる事ができました。
群馬県の八木沢ダムから始まり、パリへ。
熊本、福岡、最後は唐津。
国交省キャリアの主人公。
転勤も多いが、最後は役所を辞め海運業界へ。
切り抜いた記事にも書かれていたように、
何処の場所に引っ越しても、そこの土地の景色が目に浮かぶように
描かれていました。
ただ、人探しに来て親しくなった黒人の死。
パリで知り合い友達になった人の死。
フランス人の妻の死。
昔の恋人の死。
と、身近な人がどんどん亡くなってしまい、
読み進めるうちにどうなってしまうんだろうと心配になりました。
でも、その全てが「離陸」という題名に繋がっているんだと…