歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

企業理念の件

2015-02-26 08:48:41 | 日記
みなさんの会社では、「社訓」や「経営理念」がありますか?
ぜひぜひみなさんの会社の「社訓」や「経営理念」を教えて下さい。

鉛筆製造の老舗「北星鉛筆」の社訓を紹介します。
「鉛筆は我が身を削って人のためになり、真ん中に芯の通った人間形成に役立つ、
立派で恥ずかしくない職業だから、鉛筆のある限り、利益などは考えず、
家業として続けよ」

しかし鉛筆業界も、作れば売れた時代から、時代の流れに揉まれているのが現実です。
品質の時代、キャラクター製品の時代、海外輸入品との価格競争の時代を経て、
パソコンやプリンターの普及で、衰退しているのが、現実なのです。

何もしなければ、家訓も守られない。
そこで四代目現社長の行き着いたところが「エコロジー」なのだ。

鉛筆製造の木工工程では、40パーセントがおがくずとして排出される。
昔は銭湯がおがくずを燃料として購入していた。
しかし昨今の経済事情により、銭湯が激減、
40年ほど前から買い手がいなくなり、工場内で焼却処分するようになったのだ。

循環型経済を実現すべく、おがくずを圧縮してバーベキューなどで用いる
薪のような固形燃料を作り出すことに成功したのだ。
アイデアはよかったものの、売れなくて失敗。

次におがくずを粉末にする粉砕機を開発。
これが産業廃棄物を資源に変える革命をもたらしたのだった。

この粉砕機を用いておがくずから粘土や絵の具を開発、
商品化を実現したのだ。

「社訓」や「経営理念」の実践のためには、机上の理論ではなく、
「試してみて検証する」ことが必要と考える関口なのでした。



~企業法務手続~
社会保険労務士・行政書士 関 口 英 樹
〒221-0001
神奈川県横浜市神奈川区西寺尾3-3-20
電話&F 045-401-0842
携 帯 080-1174-9553
E-mail hide@hide2008.com
http://www.hide2008.com/
★就業規則・労働社会保険手続き
★特別加入(社長・一人親方の労災)
★社員のための外部通報・相談窓口機関
 (社長の社員の架け橋機関)
★会社、NPO、一般社団法人等の設立
★建設業許可、経審、入札参加資格申請
会社運営を強力にサポートする
<中小企業の法務担当>


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 障害者7割でも優良企業 | トップ | エジンバラ復活祭の様子 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事