歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

懲戒処分の件

2018-02-06 09:25:34 | 日記
徳川家が、豊臣家を滅ぼすために戦った大阪の陣。
家康はその戦後処理を、東軍指揮の中心的人物である井伊直政に担当させた。

「西軍総大将である毛利輝元は、お家取り潰しにせよ」
家康は、直政に命じた。しかし直政は、
「大阪城が開城されたのは、輝元殿が西軍幹部達に働きかけた功績なのです。何卒、寛大な対処を。」

直政の取り計らいにより、毛利家は、お家取り潰しを免れ、120万石から36万石への大幅減封で済んだ。

また、首謀者である石田三成に対しては、直政は、処刑のその日まで、面倒を見るなど、情をかけた。

「徳川家を長く存続させるには、遺恨を残さないこと、これに限る。」

かくして直政の信念に基づいた戦後処理により、徳川家は長期政権を維持することとなる。

これは現代の会社でも同じではないだろうか?
会社が発展し、従業員が増えるにつれ、
雇用に関する様々な問題が発生する。
経営者たる者、易々と懲戒処分を下してもいいのだろうか?
まして伝家の宝刀たる解雇処分は・・・。
皆さんのお考え、ぜひぜひ教えて下さい。


昨年は、育児介護休業法が改正され、
育児介護休業規程の大幅改正が必要となります。
昨年は、最低賃金法と社保料率が改正になりました。
今年は労災料率が変更予定です。
毎年数回、必ず改正される労働法令の改正に、対応できてますか。

建設業の方へ
28年6月から、「解体工事業」の業種が分離・独立しました。
「とび土工」の資格で、解体工事はできなくなりました。

ご質問は、遠慮なく。


~中小企業の法務担当~
社会保険労務士・行政書士 関 口 英 樹
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℡&F 045-401-0842
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