歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

部下の管理法について

2019-06-25 09:51:47 | 歴史に学ぶ人事経営論
ペリーの武力による開国要求に、幕府は屈した。
そんな幕府の弱腰政策に対し、討幕派が結成された。
日に日に勢力を増す討幕派に対抗するため、幕府は新撰組を結成し、京都の治安維持に当たらせた。

その新撰組、最盛期には、300人近くの隊士がいた。
これは6万石の大名に匹敵する。
これだけ隊士数が増えると、組織的な指揮命令系統が必要になる。
そこで副長である土方歳三が、局長である近藤勇に提案した。
「隊士の中かか優れたものを10名ほど選びます。
その10名を組長に任命します。そして組長に、10名ほどの隊士を部下としてつけるのです。」

つまり、局長である近藤の指示は、副長である土方を通して組長に伝えられ、組長から隊士に伝えられるのだ。
隊士の意見は、組長を通じて副長に伝えられ、副長から近藤に伝えれるのだ。

そう、これは現代の会社組織と同じなのだ。
世の中には、社員数が数千人、数万人という会社も存在する。
中小企業の社長の中には、「数十名ほどの社員を管理するのも大変なのに、
大企業はどのように管理しているのだ。」
と思う方もいるかもしれない。

大企業の社長といえども、管理能力がずば抜けているわけではなく、
1人の人間が管理できるのは、10名が限界といわれている。
つまり、1人の社長が10人の専務を管理する。
専務が10人の部長を管理し、部長が10人の課長を管理する。
課長が10人の係長を管理り、係長が10人の主任を管理、主任が10人の平社員を管理する、
という具合に、大人数を管理しているのだ。

皆さんの会社では、いかがでしょうか?
皆さんの会社の組織の様子を、ぜひ教えて下さい。



平成31年に健康保険料が変更されました。
働き方改革スタートにより、就業規則の改正等、
会社の改革が必要となります。
毎年数回、必ず改正される労働法令の改正に、対応できてますか。

ご質問は、遠慮なく。


~中小企業の人事・法務担当~
社会保険労務士・行政書士 関口 英樹
〒221-0001
神奈川県横浜市神奈川区西寺尾3-3-20
℡&F 045-401-0842
携 帯 080-1174-9553
E-mail hide@hide2008.com
http://www.hide2008.com/
★社会保険・就業規則等の人事労務手続
★特別加入(社長・一人親方の労災)
★建設・産廃・宅建・運輸等の許認可
★請負契約書・合意書等の企業法務書類
<労使一体・攻防一体の経営をサポート> 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 適材適所の人事配置について | トップ | 経営目標の件 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歴史に学ぶ人事経営論」カテゴリの最新記事