歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

雇用保険・労災保険のコワーイ話

2011-01-14 16:00:30 | 日記
 雇用保険を不正に受給した場合、その全部を返還されられた後、さらに2倍の金額の納付を命じられることがあります。つまり3倍返しということです。かなり痛いです。
 一方、労災保険の不正受給はその全部を返還させられるだけですみます。雇用保険のように3倍返しはありません。なぜでしょうか?
 雇用保険の不正受給は、簡単にできるからです。社長が代表者印をしっかり管理せず、従業員に自由に使わせている場合などです。従業員は代表者印を使って書面上は会社を解雇されたように装い、失業保険の申請書に代表者印を押してしまえば、その従業員は給料と失業保険の両方をもらえるのです。
 しかし労災の不正受給はどうでしょうか?高速回転している歯車の中に、自らの指を入れる・・・考えただけで怖いです。労災の不正受給は起きにくいからなのです。

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-01-16 13:31:29
ひささんのおっしゃるとおり、確かにモラルの問題ですね。でも実際にあるのです。
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Unknown (ひさ)
2011-01-16 08:29:25
確かに会社の代表印があれば、簡単にできますが、モラルの問題にですね。
返信する

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