歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

責任の取り方について

2016-06-23 11:42:39 | 日記
皆さん方におかれましては順風満帆そうで何よりです。
皆さん方がそのお立場を築かれるには、苦労があったと思います。

幕末期、新政府に反発を強めた奥州31藩が同盟を結び、官軍と争った奥州戦争。
その奥州諸藩を実質的に取り仕切っていたのが、会津藩の名家老梶原平馬だ。
平馬は24歳で若年寄、26歳で藩政のトップである筆頭家老に上りつめた。

その平馬、来るべき官軍との決戦に備え、兵器や軍資金の準備を進めていた。
まず兵制改革を実行し、天才的な配置を決行するのだ。
18歳から35歳までを朱雀隊、36歳から49歳までを青龍隊、
16,7歳の少年を、歴史ドラマでお馴染み白虎隊に任命した。
その結果、七千あまりの正規軍を国境に振り分けることが可能となった。

が、しかし、火力の差は歴然としていた。
最新鋭のアームストロング砲まで備えた新政府軍に対し、奥州連合は、あっけないくらいの弱さで、次々と敗北を重ねていった。

やむなく会津藩は降伏、開城が決定される。
降伏後、藩士たちは東京に移された。
かつて「会津武士は日本一よ」と謳われた藩士たちは、今では新政府軍の一兵卒にまで国賊扱いされるありさまとなった。

彼らに待ち受けていたのは、厳しい現実だった。
飢えのため面やつれし、髪を整えることもできず、流れ着く昆布・わかめ・山菜などを集め、飢えをしのいだ。
この苦境の中、会津藩士たちは、身を寄せ合い、懸命に生きたのだ。

「会津の乞食藩士ども、生き抜け、薩長の下郎どもに一矢報いるまでは」

一方、平馬は、再び世に出ることなく、
奥州戦争総責任者の十字架を背負ったまま、ひっそりこの世を去った。

これは現代の会社の倒産に重ね合わせることができる。
万が一、会社が倒産してしまった場合、
社員だけでなく、その家族、取引先にまで影響がでるのだ。
もし、そういった事態になってしまった場合、
キーパーソンである皆さんは、いかにあるべきなのか。
全く心配いりません。
今のお立場を築かれた皆さんなら、
こういった事態になったとしても、必ず乗り越えられるはずなのです。



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