故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

掃除

2019-02-25 09:18:17 | よもやま話

16歳で亡くなった飼い犬のジンです。
亡くなる一週間前に描き上げました。
まだ死んでないのに、これは?と家族からブーイングでした。


今日のタイトルは、「掃除」です。
亡きかみさんとジンのストーリーから始めましょう。
ジンは、室内で飼っていました。
かみさんは、掃除機よりほうきで掃くのが好きでした。
掃除機では、部屋の隅のごみが取れないというのが理由でした。
塵取りでとるのは、掃除の後半でした。
あちこちに、ごみの塊ができていました。
ジンは、掃除が始まるとほうきの動きを追って、走り回ります。
ところどころにできたごみの塊に足を滑らしすってんころり、
そのまま部屋の隅まで滑っちゃいます。
当然、集めたごみも元の木阿弥です。

集めたごみを一回ずつ塵取りで取ったらと進言します。

最初は笑っていたかみさんも、ジンの繰り返すダッシュとズーッに頭にき始めました。
怒って追いかけると、ジンは喜んで逃げ回ります。
他の塊もいつしか元の部屋の隅に行っちゃいました。

だから、履いた後塵取りで取ったらと言ったでしょう。

そんなに言うんなら、掃除が上手なあなたがすればよいでしょうと、
かみさんは掃除を放棄しました。
火がついたかみさんは、私の悪行のオンパレードとなりました。

ええ、どうしてそうなるの。

だって、あんたが悪い。
ジンと私は、ちっとも悪くないのよ。
いつしか、私が悪いことにすり替わっていました。
「掃除」でした。

進言が なぜか震源 止まらない

2019年2月25日

(投稿後)
掃除が下手なのは、頭が悪い証拠とどこかで聞きました。
口が裂けても言えませんでした。
そういう私も、捨てられないごみの中で小さく生きています。
コメント
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