絵のタイトルは、「どの日も一日」です。
ざるコスパ ほかになかった ゼロに会い
先月末に、会津から師匠(お好み焼き)がこの島を訪ねてくれました。
6歳までこの島で過ごしたお父さんも一緒でした。
師匠の子供と姪も一緒でした。
新鮮な魚を食べさせた上げたいと2日前にキスを釣りに行きました。
庭を剪定し、草取りをしました。
昨日、4回目のワクチン(今回はモデルナ製、過去3回はファイザー製)を接種しました。
微熱と倦怠感で休んでいます。
今日のタイトルは、「コスパがくれるもの」です。
子供が4人いますが、増えるごとに高い給料を目指して転職しました。
高い給料をいただくために、私は個人の時間を惜しみなくつぎ込みました。
320時間/月(=14時間/日x20日/月+10時間/週x4週/月)働いていました。
外資系で働いたときも、稼ぐ外人の上司は仕事虫でした。
いつも奥様に気を使われていました。
田舎生活をしています。
早朝に農作業をし、昼間は暑さを避けて家にいます。
50万円の農業資器材を購入し、月間120時間の農作業です。
収穫は、野菜中心で年間24万円(=2万円/月x12月/年)くらいでしょうか。
漁獲は、雑魚中心で餌代と釣り具を引いて、
年間24万円(=3000~4000円/回x6回/月x12月/年)です。
言ってみれば、コスパはゼロです。
やらない方が幸せと言うもの。
島に帰ったころ、楽しみにしていた魚をまったく買わなくなりました。
スーパーで買えない魚種(県外産と外国産ではない地元産)と新鮮さを優先しています。
肉が食いたいとたまに思いますが、猟師&漁師の友人がくれる猪肉で十分です。
10匹以上は持って行けとくれる大型魚(500g~1Kg)で十分足りています。
猟師へのお返しは、東北で採れた珍しい物や
都会の友人に送った野菜・果物の返礼品です。
互いに回しています。
年金が主たる収入です。
会社員の時は、会社優先でした。
お金に使われていたと言っても過言ではありません。
お金を稼ぐようになるから買えた家のローンが収入の1/3でした。
ぼろい家を高く売る不動産屋さんや無理なローンを組んでくれた銀行でした。
どちらが良いかと言われれば、今の生活が苦しいけど楽しい。
全部自力でやる分、言い訳もないし、切羽詰まった知恵がつきます。
会社員時代の「コスパがくれるもの」は、選択肢が無かったし、生き延びるためでした。
今はできることをやり、できないことは明日に回す。
天候と共に生きる。
でも、これから先20年も続くのかと考えると、いささか気が滅入る。
ずーっと右肩上がりの会社員時代(人を使えてなんぼ)の記憶は薄い。
コスパはゼロだが、日々が濃密で、自分探し(できない自分を知ること)ができる。
2022年8月2日