故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

スケジュールが埋まり過ぎて怖い

2023-03-13 06:00:18 | よもやま話

「スケジュールが埋まらなくて困っているよ」とぼやく先輩が来広する。

先輩が訪問してくれるから、家を片づけます。
滞在中のメニューを考えます。
台所にあった漬物樽が納屋に移動し、冷蔵庫が整理されます。

今日のタイトルは、「スケジュールが埋まり過ぎて怖い」です。
葉っぱが出ないうちに、木を伐らなければと焦っている。
まだ切らぬ雑木は多数あります。
他人の耕作放棄地を手伝っているうちに、我が家の耕作放棄地の対策が遅れました。

トイレに行く前に、歯を磨き髭をそります。
まだ大丈夫と、洗濯物を干し、布団を干し、朝餉の洗い物を済ませます。
はずしたら危険なジャストタイミングで駆け込みます。

耕作放棄地や空き家が荒れる理由は、「やりたいけど、やらぬ」からです。
いろんな理由や雑事に追われることで、タイミングを逸します。
できなかったことを反省するでもなく、言い訳ばかりです。

忙しいからできる。
忙しくしていると、早く片づけるひらめきが湧いてきます。
順番も考えます。
嫌な気持ちが払しょくされています。

「スケジュールが埋まり過ぎて怖い」と思うのは、もう一人の疲れた自分です。
親を見て、毎日朝早くから夜遅くまで仕事(農作業)がよくできるものと驚き、嫌でした。
続けられる秘訣は、「休まず続ける」ことだった。

畑でお茶を飲み、七輪で火を熾し、お握りを炙ったり餅を焼いています。
毎日、ピクニック気分です。
親父たちも、暑い夏は冷水シャワーを浴び長い昼寝をしていました。
続けるために、休んで(気分転換)いたのです。
「朝早く、夜遅く」が嫌いだった私のわがままでした。

「スケジュールが埋まり過ぎて怖い」と思います。
義務感が伴う、請け仕事は断っています。
飽くまで、義理が発生しないよう、自分たちのペースを守っています。
景色が見たいからと、壁になった木を伐っています。
傍から見ると、そこまでしなくても思われ心配されます。
昇るのがやっとだった、山の畑にすいすいと上がれるようになりました。
内臓のことは分かりませんが、筋肉が強くなり、一部の脳が柔らかくなっています。

苦労ばかりか、楽しむ術を知っていた先人を追いかけています。

2023年3月13日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする