
絵のタイトルは、「チャキチャキでえ」です。
三人姉妹の一番下です。
彼女は、年寄りずっと若く見える。
ぴちぴちとしていたと言ってもよい。
描く時、鼻歌交じりで線が進んだ。
顎を突き抜け、首まで一気に走った。(左側の線である)
じゃま柿の もいでもらえる まで低く
久しぶりに似顔絵(上の絵)を描いた。
妻から、NGが出た。
彼女の判断では、首のラインが出ていなくて「おかしい」と言うことである。
私には、首のラインをなぞるより、筋を強調したかった。
妻にとって、三婆は大事な人たちである。
首のラインを強調する色を足した。
私は、絵が汚れるとの思いがあり、屈辱的であった。
今日のタイトルは、「絵手紙にはまる」です。
少ない投資で、大きな効果を出そうと似顔絵を始めた。
地域おこし協力隊の時のことである。
副産物として、「良いところを見ようとする癖が、地域のよいところの発見」に
つながった。
似顔絵は、得意ではなかった。
絵手紙を描き始めた頃、杉田の幼稚園生が描いた絵を見た。
くわがたの絵には実物とは違うバランスがあり力強さがあった。
これだと思った。
それからは、彼の「くわがた」を目標に絵手紙を続けた。
中学の時、宮島の倒れかけた松を描いて、県の絵画展に入選した。
受け持ちの絵画の先生が、大いに色を加えた代物である。
私はちっとも嬉しくなくて、反吐が出そうな恥になった。
それ以来、絵を描くことをやめた。
皆から尊敬されていた先生が嫌いになった。
先生にだけはなれないと、恐怖心さえ沸いた。
似顔絵を描きますよと写真を撮らせていただく。
私が気に入ったショットを似顔絵にする。
その人らしさと感じた個所から描き始め、ハガキからはみ出す。
出来上がった似顔絵に押印し、文を加える。
文で助かった似顔絵も多くある。
写真を撮り、私は何に感動したか抜き取り絵にする。
できあがった絵が、文章を書かせる。
2023年3月19日