故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

故郷へ恩返し

2023-05-18 05:09:11 | よもやま話

絵のタイトルは、「島影に沈む夕日」です。


G7サミットが、広島でもうすぐ開かれます。
世界中から国家の代表が訪ねてくれて、とても名誉なことです。
日本の首相があいついでテロにあっていることを思うと、
辻々に警察が立ち、海も空も厳戒態勢も仕方がないことなのでしょう。
ないしろ威圧的で異様です。

今日のタイトルは、「故郷へ恩返し」です。
世界一入りにくい居酒屋に毎日行くのは、地元の人たちです。
この飲兵衛たちを見ていて、「故郷へ恩返し」のため、毎日飲んでいるとも思えません。
ただただ、飲むのが、いやこの酒場にいることが楽しいのです。
地元で、いろんな仕事をしているに違いありません。
つまり暮らしている。

恩返しとは、特産物を創るとか、サービス(労働、発信)を提供することだけとも思えません。
そこにいたい、過ごしたい、楽しいからと言う気持ちが、「恩返し」ではないでしょうか。
集まるのは、地元出身者だけでもないでしょう。
住み心地の良さを求めて移住した人も、結婚を機に来た人もいるでしょう。

つまり、「故郷」とは、過ごしやすい場所を言う。
お袋の胸のなかや親父の膝の上のような安心できる場所です。
住み慣れた場所が、それに近い。
第二の故郷と呼ばれる場所があるように、どこでもよい。
人それぞれです。

「恩返し」とは、好きと言うことに凝縮される。
大いに教えられることもあるでしょう。
嫌いなところもあるでしょう。
その地で生きたい。
それが、恩返しではないでしょうか。

「故郷へ恩返し」は、このブログのタイトルです。
ブログを始めた頃は、いまさら何ができるだろうと思っていました。
故郷に帰り、子供の頃に嫌だったことが案外面白いことに気づき始めました。
どれも、住む人に教えられることばかりです。
両親も含めて、累々と続く里の文化です。
嫌いも、好きもなかった。
ただ、生き抜いてきた。

2023年5月18日
コメント
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