年賀状を10年ぶりに書きました。
出さなくなって、8年目に途切れました。
最後まで、出してくれたのは、大学時代の後輩のIさんでした。
卒業して新宿で久しぶりに飲んだ時、
「先輩、女のブラジャーはこうして外すんですよ。」と
隣に座った女性で、実演して見せました。
器用に片手でしかもシャツの上から見事に外しました。
レナウンで、中国やモンゴルで、カシミアの買い付けをするようになり、
今では国内消費の数パーセントのシェアを持つまでになり、
個人会社を始めたようです。
今度は、カシミヤの糸を上手に扱う男になったのです。
一人ずつ絵手紙を描いて送ろうと始めましたが、1枚で挫折しました。
思い出そうとしても、ネタが思い浮かばないのです。
気に入った絵手紙を10枚ばかり刷り、賀状返しとなりました。
便利なもので、3時間ばかりですべてに住所を書き入れ、投函出来ました。

よくもまあ、無駄な習慣よ。とやめた年賀状でした。
今年は良い年賀状を書こうと重圧に負けたのが実情です。
近況がつづられたわずかばかりの文章は、良いものです。
そんなに楽しいことばかりじゃないはずです。
子供が成長してからは、書くことに事欠いたはずです。
それでも送ろうという気持ちが嬉しいのです。
少しだけ思い出しながら。
送らなければならない人がいっぱいいます。
みずから世間を狭くしてきました。
償いのような気持ちではありません。
私は元気だよと、相手の顔を、一緒にした悪さを思い出しながらまた書きましょう。
2015年1月6日
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