
*2014年8月7日撮影
子供の頃は黄色と黒の虎模様の大きなトンボを見れば、ヤンマだヤンマだ!と追いかけて捕ろうとしたものです。
同じように見えるヤンマにもいろいろな種類があることを、近頃ようやく分かってきました。
このヤンマは腹部の先端に大きなうちわ状の突起があるので、ウチワヤンマです。
名前はヤンマですが、じつはヤンマの仲間ではなくてサナエトンボの仲間とされています。
ウチワヤンマは普通のトンボと同じように体を水平にしてとまりますが、ヤンマ類はぶら下がるようにしてとまります。

*2014年8月7日撮影
このうちわ状の突起は何なのでしょうか。
横からばかり見ていると分からないのですが、このうちわは2枚あって、飛行機の尾翼のようになっているのです。
後から見たときに尾翼が下向きに下がってハの字型になってついている戦闘機などを想像してみて下さい。
ウチワヤンマのうちわもそのようになっているのです。
うちわ状の尾翼がウチワヤンマの高速飛行を支えているのでしょうか。

*2014年7月25日撮影
この写真は桜の木の梢に逆立ちをしているウチワヤンマです。
うちわが少し小さい感じがして、これは雌ではないかと思います。
すると前の2枚の写真は雄ということになります。