*2019年5月10日撮影
良い天気が続いて、気温も上昇しています。
まもなく「暑い」日々がやってくるのかと、ちょっと身構えてしまいます。
今日は道端の雑草、ノミノツヅリという小さな花をごらんください。
舗装道路の隙間とか、乾いた砂利の空き地とか、そういうところに小さくこんもりと生えています。
*2019年5月9日撮影
白い小さな星型の花を咲かせるのは、ナデシコ科の野草。ハコベなどが有名です。
ノミノツヅリは花の直径が5mmほどで、ハコベよりもさらに小さい花を咲かせます。
そして、あまりに葉が小さいので、周りに他の植物があるとうまく生きられないようです。
それで、植物が生きるには不利なところを好んで生えているのだとか。
ノミノツヅリは「蚤の綴り」と書きますが、この「綴り」というのは、粗末な衣服、あるいはただの布をさす言葉で、蚤がまとう布を意味します。
何が蚤のまとう布なのかといえば、ごくごく小さい葉のことをさしています。
*2019年5月5日撮影
不利な場所で生きるために、乾燥に強い植物へと進化したようです。
よくよく目を凝らして見ないと分からないような小さな花ですが、白い星型の花はなかなかきれいです。