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甘い物を欲するのは自然の摂理
他の章でも関連した内容で紹介していますが、甘いもの好きにとっては、ダイエットを実行するにあたって甘いものを断たなければならないのは、至難の業であり、荒行を強いられる心境かと思われます。特にその傾向は女性のほうが強く、理由については諸説ありますが、有識者の間で色々な角度から説明されています。
それほど甘いものが食べたいのなら綿密なカロリー計算のもとに、許された摂取カロリー内をすべて甘いものでという食べ方をしたらどうかという考え方に行き着く人もいるかもしれませんが、それについてはビタミンの過剰な消費やインシュリンの過剰分泌による膵臓の疲弊を慮ると推奨できかねます。
和菓子はカロリーが低い一方、食品成分表を繙くと意外にも和菓子のカロリーが低いことに気が付くと思います。和菓子なら洋菓子に比べて結構食べられそうと思われそうです。
和菓子ならばブドウ糖に変わる糖質が多く、食間が長く空く時間帯にブドウ糖に変わりやすい100㌍程度のものを補給しておくのに適当であり、血糖値の乱高下を防ぐのに有効であるというのは有識者の間ではもはや常識とさえなっています。
午前中はグルカゴンが優位に立っているので、甘いものを食べるなら午前中に…という説もあながち間違いではありませんが、だからといって欲するまま食べてしまうのは、たまの一日ぐらいならともかく日常化するのは健康上芳しくないのは想像に難くありません。子供の頃続けて菓子類を食べるとビタミンの消費が激しかったためか口内炎や口角炎に苛まれた記憶があります。
人工甘味料で舌を誤魔化しても脳は騙せないアスパルテームを使って糖質を抑えているお菓子や飲み物で自分の舌をごまかすのは有効に思われがちですが、これについては諸説あります。
多くの危険視する情報もありますが、それは非現実的な量を摂取した際の生体に及ぼす影響であって、普通に食べる量で悪影響はないとする説もあります。一方で砂糖に代わる保存性を他の保存料の力を借りなければならないので、その害を憂慮する声もあります。
というよりも、本来体が糖を欲しているのに、味覚だけごまかそうとしても脳は錯覚してくれないので、満足するだけの量を求めてきます。強い意志で制御しても体は欲しているので次の食事で気を付けないと血糖値は急上昇してしまいます。ですから間食となるものはごまかしではなくきちんとブドウ糖に変わるものが望ましいと言えます。
糖は人間にとって最も必要な栄養素前にもお伝えしたことがると思いますが、私自身が誤った認識で太るのを恐れ、体に最も必要な糖を避けていた頃、健康な時には見向きもしなかった甘いものが真っ先に欲しくなったことがありましたので、糖が人間にとって最も必要な栄養素であることを窺い知ることができると思います。
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