東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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計画生のある学習

2014-10-24 09:22:54 | 学習法について

普段から計画をねった学習をしているならそれだけでも成績が低いという事は無いでしょう

2学期制の中学ではやっと最初の成績表が出され、親御さんも考えるところがあったと思います

 

成績表を見て、ただ反省を促すのは次の成績に良い影響を与えるでしょうか?

促された反省をお子さんは今後にいかせるでしょうか?

 

学習計画を立てる上で今日は少し違った視点から考えてみましょう

 

高校受験生にとって今回の成績が意味するものは大きく

冬に実施される定期考査で結果が大きく変わる事はありません

内申獲得に向けて努力する必要はありますが、ここからはそこに比重を置いてもさほど変わらない

考えると、入試当日に向けた学習に全力を尽くす方が良いというのが私の考えです

この時期になっても、内申に力を入れようとするのは”二兎を追うものは1兎も得ず”になりかねません

親にとっての計画生はこうしたところにも現れると思います

 

では受験学年になる前の生徒さん達はどのように計画を立てたら良いでしょう?

私が思うのはまず「生活習慣から」です

現代っ子の習慣で外せないのは「ネットや携帯」といったIT関連の常用です

以前、何かのコラムで読んだのですが、あのスティーブ・ジョブス氏は

自分のお子さん達にそうしたものを殆ど使用させなかったのだそうです

彼は精通しているからこそ、依存症になりやすい事も知っていて

夜更かしから不眠症へ、集中力の欠如現実社会からの逃避などの弊害から

お子さん達を守ったのでしょう

(余談になりますが、私の娘にも携帯を持たせていました

しかし、彼女は受験期に自分から「解約して欲しい」と言って来たんです

鳴り止まないメールやライン、返事をしなくてはならない状態が集中力を切らせてしまう事が

辛いと言っていました

私は直に解約をし、受験が終わるまで彼女は携帯の無い生活を送ったのですが

そのおかげか、今でも携帯に対する執着は無く、無ければ無いで済んでしまいます

大学受験と違い、子ども達はまだセーブの仕方を心得ていません、携帯を持たせている事が本当に良い事なのか?

携帯を巡るトラブルのあるご家庭においてはもう一度検討してみる価値があると思います)

 

計画を立てるとき、こうした生活習慣の見直しから行わなければならないのですが

大概の場合、こうした事は後回しにされ、何の教科を何時間・・・などの方が先攻しがちです

受験に向けた計画を立てる前に、こうした習慣の見直しと定着が必要なのです

では、生活習慣を受験に向けて整えていくにあたり、どの程度の時間が必要か?

と考えると・・・個人差はあるにせよ、中学に入ったら意識して生活習慣を整えていくくらいの

意識を持った方が良いでしょう

 

小学生よりも中学生は遥かに夜更かしが多くなります

休日の前日に遅くまで起きている事はあるかもしれませんが、やはり翌日の支度をして

10時、11時くらいには寝る習慣が欲しいですね

定期テスト前になると遅くまで勉強しているという生徒さんを多く見かけますが

それで効果があるのは暗記科目くらいですし、そうして得た知識は直に忘れられてしまうので

長い目で見ても効果は薄いです

 

そうした生活習慣が身に付いていて初めて学習計画が活きていきます

大学受験に向けてはまた違った対策をしなくてはならないと思いますが、高校受験に向けては

そうした事から始めていく事が賢明です

 

毎年、受験生と過ごしていますが、受験生には特に教室に来て自習するように促しています

それは、こうした意味も含まれているんです

教室で自習することで集中力が養われますし、余計な事に気が散る心配もありません

塾で自習する習慣があると無いとでは結果は明らかに変わってきます

受験学年になるまでに、中学生にはそうした習慣をつけられるようにご家庭からの声がけがあるといいですね