日曜日にイオウマメの新成虫を産卵セットに入れました。
セットに入れたのは羽化から1か月半~2か月ほど経過した個体群です。
産卵セットは二つ作りました。
セット①は、加水したコナラ材を他種幼虫の食べかすで埋めて
3か月ほど経過した材、所謂「バクテリア材」と呼ばれるものを使いました。
⇩ 黒ずんで柔らかくなったバクテリア材
⇩ 白枯れの域を超える腐食度合い
↓ 容器底部は硬く詰める
↓ 家族が分かれることを想定して間隔をあける
↓ バクテリア材をマットで埋める
↑ ↓ 新成虫8頭を産卵セットへ投入
セット②は、バクテリア材1本を中央に置き
その左右には吸水させた白枯れコナラ材を配置し
①同様、幼虫期に食べていたマットで埋めて
白枯れコナラ材への産卵の有無を確かめることにしました。
↓ 加水しただけの白枯れコナラ材
↓ 中央のみバクテリア材 両サイドは白枯れコナラ材
成虫の餌
マメクワガタやヒョウタンクワガタ等成虫の肉食が認められる種は
煮干しを与えると食べますが同時にマット上で腐敗が進み分解されていくので
クワガタが実際にどの程度煮干しを食べたのかはよくわかりません。
また、普通クワガタムシの摂食は
オレンジ色の口器に樹液等を浸透させ体内に取り込む吸汁スタイルなので
煮干しのような乾物をどのようにして体内に取り込んでいるのかも
よく判りません。
もしかしたら大アゴでかみ砕いた破片や
腐敗により軟化分解された煮干しの一部を口器に付着させ
固形或いは半固形状態で体内に取り込んでいるのかもしれません。
また、飼育容器内でコバエなどが発生した時は
その幼虫や、蛹なども捕食の対象になっているのではないかと私は考えています。
↓ マメクワガタ・ヒョウタンクワガタ等の餌
↓ ヒョウタンクワガタは煮干しの減る速度が速い
↓ 犬のおやつも置いてみる
産卵木作り
イオウマメは白枯れの腐食が更に進み
黒ずんだような柔らかめの朽ち木に好んで産卵するようです。
今回の産卵セットで用意していた材を使い切ったので
市販のコナラ材を水に漬けて吸水させ
それを他種幼虫の食べかすで埋めて産卵木の仕込みを終えました。
↓ 加水して樹皮を剥いだコナラ材
⇩ コナラ材を幼虫の食べかすマットで埋める
⇩ 腐食が進むまで寝かせる
仕込みから3か月ほど飼育小屋で保管すれば材は黒ずんで柔らかくなり
イオウマメの産卵用として使えるようになると思います。
また、こうしてできた材はコルリクワガタの産卵木としても使えます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます