タイトルにNO.がある記事は、カテゴリーから入ると飼育過程などが繋がります。
はじめに
私のブログには広告が出ません。
クワカブ飼育に直接関連する特定の商品名も基本出さないようにしています。
しかしながら、前イオウマメの記事では
「木の朽ち方」をよりわかりやすく伝えたかったため
初めて特定の商品名を書きました。
「産卵一番」です。
今回も、イオウマメの生態調査や飼育の一助になればと考え商品名を表立てました。
産卵のこと
イオウマメの産卵セットを組んで約3か月が経過し
容器底部には小さな幼虫が見えるようになりました。
少し前には卵ではないかと思える粒を見つけてはいたのですが
何せ小さいもんで卵かどうかの確証はありませんでした。
↕ 容器底部
ちなみに親虫の羽化は2019年12月ころに確認されたもので
実際の羽化日は不明です。
産卵セットのおさらい
イオウマメの産卵セットは前記事で書きましたが
簡単にあらましを・・・
朽ち木は山で拾った腐食の進んだものをマットは「産卵一番」を使いました。
もともとマットは、朽ち木の半分程度を埋めるために使用したのですが
感覚的に「これはいけるだろう」と思った朽ち木の腐食度合いと
産卵一番の質がよく似ており、少し期待もしながらやや水分多めで
ほんの少し硬く詰めていました。
↓ セットの様子(2020.2)
このセットでイオウマメはマットに産んでいます。
やはり「産卵一番」の質がイオウマメには合っていたのでしょう。
↓ 2齢幼虫と卵(容器底部)
幼虫が見られたのはマット内で
マットから露出した朽ち木部を少し崩してみましたが
幼虫・卵らしきものは出てきませんでした。
↓ 露出した朽ち木部からは何も出てこなかった
2020.4.14 容器底部に2齢らしき幼虫も確認
↕ おそらく2齢幼虫(容器底部側面)
いよいよ「飼育島」でイオウマメクワガタの繁殖が始まりました。
岡島秀二・荒谷邦雄 監修
「日本産コガネムシ上科標準図鑑」によると
マメクワガタ FIgulus punctaus の場合
親虫は幼虫が終齢になるとコロニーから出ていくらしいので
もしかしたらイオウマメも似たような生態かもしれません。
この連休間に親虫の脱出の有無を確認できる飼育環境に切り替えてみます。
最後に
今回紹介したマットで ”必ず産む” という保証はありませんので
誤解のないようお願いいたします。
参考文献:
岡島秀二・荒谷邦雄 監修,2012.
日本産コガネムシ上科標準図鑑.
株式会社学研教育出版.
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