クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

コルリクワガタ2017,No.3

2017-05-22 23:35:58 | ニシコルリ(兵庫県北部)

5月も半ばを過ぎ、気温も上昇の一途をたどっています。

良い天気の中、大阪のTさんと兵庫県北部の山地帯に行ってきました。

今年はA山北斜面1回

同じくA山南斜面1回

異なる山塊B山2回の計4回の訪山をしており

今回の記事は5月14日のB山と

5月21日のA山南斜面の様子を画像中心に書きました。


↓ 左B山:約10mm  右A山北斜面:約12mm



また、河原にてマグソクワガタも観察しましたので

前記事「マグソクワガタ2017年No.2」にその様子を後日追記します。


B山のコルリクワガタ

日時:2017年5月14日 15時過ぎ~17:20

天候:曇り  気温:麓で25度

標高:約970~1000m

Kさん同行




1週間前と比べ、林道の雪は少なくなっていましたが

それでも車は途中から行けません。

日陰になると肌寒く感じる場所もありました。




標高970m付でブナひこばえの枝に付く小さなオスを発見。

ネットで衝撃を与え、すくおうとしますが落ちません。

まったく動きません。

仕方なく手で捕獲。

すぐ近くのひこばえでもオスを発見しましたが

こちらも動かず、手で捕獲しました。



↑↓ 動かない



曇り空で気温もやや低めのときはあまり活動的ではありません。

その後も入念に探し歩いたつもりですが

1頭も発見することなく下山することになりました。


↓ B山のコルリクワガタ 9.5~10.5mm 

↑ 体色は見る角度や光によって変化


B山では計4頭のオスしか見ていませんがどの個体も小柄でした。

また、脚部欠損個体もありました。


A山南斜面のコルリクワガタ

今年最初に行ったA山北斜面側は

落石の恐れがあるため現在通行止めになっています。

↓ 北斜面入口付近の養蜂風景



日時:5月21日 15:20~17:35 

天候:晴れ  気温:25度くらい

標高:950~1050m

Tさん同行







標高1050m、日当たりのよいところで多数のコルリを発見しました。






ここは良く発生しており、オスは総体的に大きく、12mmを超える個体や

大型メスもいました。















↓ メスの奪い合いはかなり激しい


↓ 一旦離れるが まだあきらめてはいない!










↓ 戦いに負けて枝を下る

 
↓ 異なる樹種でも後尾中発見





オスの飛来は、16過ぎまで続きました。

メスの飛来も1頭ありましたので恐らく今週内が発生のピークだと思います。





↓ オスは気性が荒く、大あごを目いっぱい利用している






↓ この種の警戒心は弱く感じる


↓ コブヤハズがネットに付いていた! オス


↓ 左は別の河原で発見(メス) 右は同上


↓ 日当たりの悪いところは寒い


↓ 良いひこばえが少ないながらも残っている





昨日は、短時間で沢山の個体を見ることが出来

濃い目の一日となりました。





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