令和6年能登半島地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い安心をお祈りいたします。
今年最初の記事は、昨年からの続きで、キンキコルリクワガタ関連です。
今年もよろしくお願いいたします。
ついにニシコルリ現る
昨年末、神戸のSさんとコルリクワガタを求めて前回より北に位置する山に入りました。
*カテゴリーから入ると、一連の流れにつながります。
今回訪れたのは、前回より7㎞以上北に位置するCエリアとDエリアの二か所です。
Cエリア
日時:2023年12月29日 10:30~14:10
場所:兵庫県中部(前記事のBエリアから北東方向に直線で約17㎞)
標高:545〜700m(Sさんの過去調査にて550m前後でも分布確認済)
天候:晴時々曇り 気温:6℃前後
↓ おそらくコルリクワガタ
Cエリアでは、谷筋でよい林を見つけたのですがそこからは何も得られず
少し離れた別の斜面で、コルリクワガタと思われる終齢幼虫を得るに終わりました。
ここではだいぶ苦戦しました、次の機会に再チャレンジします。
Dエリア
日時:2023年12月29日 15:00〜16:30
場所:Cエリアから西方向に直線で約17㎞・Bエリアから北方向に直線で約7.5㎞
標高:960m前後
天候:晴時々曇り 気温:6度前後
↓ 落ち葉をかき分け、朽ち木を探す
↓ Sさん幼虫発見!
↓ おっ!
↓ やっとオス発見!
結果
Cエリアでは、コルリ種群と思われる幼虫は採集できましたが、成虫は採れませんでした。
Dエリアでは、何とかオスの新成虫と、幼虫を採集することができました。
↓ Dエリアのコルリクワガタ
Dエリアで得た新成虫を瓢箪坊主さんに送り、交尾器を調査していただいた結果
ニシコルリの特徴を有することがわかりました。
瓢箪坊主さん、ありがとうございました。
↓ Dエリアにはニシコルリが分布していた(調査撮影:瓢箪坊主さん)
↓ エリアA・B・C・Dの大まかな位置関係
A=キンキコルリ:起点
B=キンキコルリ:Aから北へ直線で約1㎞地点
C=未検 :Bから北東方向へ直線で約17㎞地点
D=ニシコルリ :Bから北へ直線で約7.5㎞地点(Cから西方向に直線で約17㎞地点)
結果=A・Bにはキンキコルリが、Dにはニシコルリが分布することがわかり
両種の分布境界に一歩近づくことができました。
今回は気温も高く、天候に恵まれた一日でした。
Sさん、お疲れ様でした。
私は、浜松市在住の吉富と申します。
元々は、蝶屋でしたが思う事が有って5年程前から埼玉県在住の 関さんに教わりルリクワガタ属の採集と収集を行っております。
大阪市の出身で、但馬虫の会に参加していた事も有り兵庫県のニシコとキンキの分布は、非常に気になっていたところで、こちらのブログを発見し読ませて頂きました。
ルリクワガタ属の採集では未だ兵庫県へ入った事が無く(蝶の採集・採卵では良く入っていました)。
色々と教えて頂きたいと思い、コメント差し上げた次第です。
返信頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。
以下、私のメアドです。
8014116jubijubizhy@gmail.com
コメントありがとうございました。
記載されたアドレスのほうに返信させていただきましたので、よろしくお願いいたします。