今年3回目のライトトラップです。
1回目の灯火は5月4日、コルリ採集の夜でした。
2回目は5月28日、同じくコルリ採集の夜です。
5月のブナ帯、寒い夜でしたが
春の綺麗なオオミズアオをはじめ、複数の蛾が飛来しました。
↓ 5月28日 雲なしの夜は特に寒い
2回とも夜は勢いよく気温が下がり、短時間で切り上げることになりましたが
それでも頑張って飛んできた虫は、だいぶえらい虫です。
3回目
日時:2022年6月25日 19:30~22:30 標高:約600m
天候:曇り時々晴 微風の繰り返し 気温:21度前後
昨日は西宮のTさん、大阪のTさんと現地待ち合わせをし
日没までの時間を夕食と雑談で過ごしました。
↓ 夕焼けと青空のなか19時半頃から点灯
使用したライトは「今峰ライト95w前後」4基で
「紫外線透過ガラス」に変更して初めての温暖な夜の灯火です。
↓ 今峰ライト95w前後 6000k 紫外線透過ガラス仕様
↓ 甲虫類が集まり始めた
↓ 頭角がよく発達したゴホンツノ
↓ ダニの運び屋(ダニは寄生ではなく、便乗性)
↓ だんだん大型昆虫が飛来してくる
↓ 実物はもっと綺麗
↓ 最初に来たクワガタはミヤマメス大型 まだ土がついている
↓ オスも飛来
↓ コクワガタ
↓ ライト近くに落下する個体が多かった
↓ ハンノキカミキリ
↓ 完璧アートのムラサキシャチホコ
↓ ノコギリクワガタ
↓ 若い個体のため体表の微毛が目立つ
昨日飛来したクワガタの殆どはライト近くに落下・着地しました。
対象個体が光源に向かって飛翔してくるとき
広い範囲を左右上下・旋回飛翔しながら光源に向かってくる個体は
光源に到達するまでに手前の谷斜面や木や地面に衝突着地する可能性は高くなります。
逆に光源に対して一直線で向かってくればライトそのものに衝突することとなります。
「紫外線透過ガラス」に変更して変化はあったか? というと
先にも書いたように、今回はライト近くに落下・着地した個体がほとんどで
発見しやすかったのは事実ですが、シーズンは始まったばかりです。
自然条件は毎回変わります。
虫の集まり具合も含め、今後の灯火で他にも感じとれることが出てくるかもしれません。
↓ 風が吹くと飛翔は止まる これの繰り返し
↓ 初飛来の大物! 綺麗系カメムシの代表
⇩ ⇩ 初めて飛来したアカスジキンカメムシに一同興奮!
⇩ ⇩ 腹面は金属光沢キラキラ系だが、うまく撮れない!
↓ トホシカメムシ初飛来
5月25日、2時間半ほどの灯火で飛来したクワガタは
ミヤマ・ノコギリ・コクワガタ、合わせて15頭でした。
この地域・標高ではまだ早いと思っていたミヤマクワガタが最初に飛来し
中には小型ながらエゾタイプの特徴を持った個体もいました。
そして、ノコギリクワガタも発生していましたが
残念ながら期待したアカアシクワガタは全く姿を見せず
光りに集まるだけの数がまだいないか
或いはヤナギの樹液に夢中なのかもしれません。
機材を撤収し、現地を後にしたのは11時過ぎでした。
みなさん、お疲れ様でした。
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