日時:2022年7月16日 19:50〜21:40
天候:曇り時々小雨・ガス 時々弱風 気温:19度前後
標高:約1076m 画像:多し
↓ 雲に覆われた夕焼け(前回同様のポイントにて)
↓ 雨雲が去り、晴れ間が見えてきた
↓ 今峰ライト96w前後大型 紫外線透過ガラス仕様:1機で照射
↓ 20時26分 最初の飛来はミヤマのオス
↓ 続いてメス
↓ 大きめのオス
↓ 風が吹くと飛来は一休み
「紫外線透過ガラス」に変更してから虫たちの飛翔の様子を自分なりに見てきましたが
今回で確信できたことは、ライトの後ろ側の暗いところでも飛び交う虫が増えたこと。
ライト後ろ側で飛来を見ているとやたら虫が当たります。
少し離れた場所からハンディライトで照らしてみると・・・確かに当たるはずです。
↓ ライトの後ろ側、暗闇を飛び交う虫が増えた
↓ ムクゲコノハ
↓ ジョナスキシタバ
↓ 消灯後に落ちたと思われるメス
約2時間で飛来したクワガタは
ミヤマクワガタのオス=19頭 メス=16頭 計35頭でした。
夕方の雨が影響したのでしょうか?
それ以外のクワガタは全く現れず、まさに深山でミヤマな夜となりました。
↓ リリース前の集合写真
↓ 60後半が2頭
↓ 機材についた虫をブロアーで一気に吹き飛ばし撤収! これが結構楽しい!
夜を飛ぶ生き物
当夜は面白い飛翔体を見ることができました。
日が沈み、うっすら空が見える時間帯
鳩くらいの大きさの飛翔体が目の前の空間を行き来します。
飛翔体は10メートルほど離れた地面に着地しましたが
カメラが追い付かず捉えることはできませんでした。
自宅周辺でコウモリをよく見る者にとってはその類と思ってしまいますが
地面に着地したことなどからすると鳥なのかもしれません。
同じものを前回も見たのでいつかは正体を突き止めます。
あたりはいっそう暗くなり、周囲だけがライトの光を浴びるころ
今度は「ぞうきん」みたいなものが目の前の空間を飛びました!
ぞうきんは、空間を10mほど飛んでブナの枝に止まりました。
あわててライトをあてると、それは「モモンガ」でした。
「モモンガは山中に、ムササビは人里近く」といいますので
山の深さからすると恐らくモモンガではないかと思われます。
人生初のモモンガにひどく感動しましたが、滑空時は、ぞうきんに見えました。
夕方の通り雨により、木々からのしずくがポツポツと林床を叩きます。
オレンジがかった小さな光があたりを舞っています。
標高1000m以上のブナ帯で飛び交うのはヒメボタルでした。
↓ ヒメボタルのオス(メスは飛べない)
音と気配が支配する深山の夜で一人
一度心が揺らぐと不安になるので付け入るスキは塞ぎます。
心霊はほぼ信じていません。仮にいたとしてもにわかに害はありません。
恐いのは熊さん、これはその場で害を及ぼします。
念のため、鈴・スプレー・煙硝の発音具を準備し、車もすぐそばに止めましたが
不安をよそに終始よいものを見た気分で下山してしまいました。
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