クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

コルリクワガタ2018-4月末

2018-05-02 23:39:04 | ニシコルリ(兵庫県北部)

4月29日

マグソクワガタの河原をあとに今度はコルリクワガタの下見に行きました。

月末の2連休のはマグソクワガタとコルリクワガタにあて

状況に応じて時間割を編成しました。


初日

日時:2018年4月29日 18:00~

天候:晴天 時折り風 気温18度前後

場所:県北部A山南斜面 

標高:約900~1070m


4月終わりにもなれば日が沈むのも遅く

8時前くらいまでうっすら周りが見えています。




林道には今年も雪が残り車での移動は限られていました。




さて、ブナのひこばえ具合はというと

1000mを超える高いところや日陰ではまだつぼみが殆どで

コルリには少し早い感じがしました。






↓ 日当たりのよい場所





一通りブナを見て回り無収穫のまま夕食のため広いところまで下りてきました。

目線の先には1メートルほどのブナが芽吹き始めています。

一応ここも見ておこうと車を降りひこばえをほどきます。

うわっ! おった!

こんなところに2ペアと1オスがいました。

1000m付近でも発生はしているようです。


↓ 夕刻に見つけたコルリ







辺りはだんだん暗くなっていきます。

もう探すことはできません。

今夜はコンビニで車中泊です。

そして、二日目はC山に向かいます。




↓ ちょっとだけライトを照らす(標高約670m・気温15度)


↓ 集まるのは殆ど蛾










二日目AM

日時:2018年4月30日 9:00~12:00

天候:曇り 時折り強い風 気温16度前後

場所:県北部C山 

標高:約960~1040m








↓ 藤の花をごそごそ



この山も雪は残っています。

ブナの芽吹きも様々でなんだかよくわからないまま

コルリを探しながら去年のポイントへと向かいました。





探して探して探しまくってやっと1ペアを見つけました。

これは、去年と似たような状況です。

また、この山(1000m付近)のオスは総体的に小型ですが

メスは普通サイズが見られます。







朝から片道2キロほどを探り探り歩き車に戻ったのはちょうどお昼でした。

これでC山のコルリ探索は終了で

午後からは昨日下見したA山南斜面に向かいます。


二日目PM

日時:2018年4月30日 14:10~16:00

天候:晴れ時折り強風 気温21度前後

場所:A山南斜面

標高:約900~1070m





気になっていた雲は次第になくなり

晴れにはなりましたが、時折り強い風が吹きます。

風のある時はコルリがしがみつくときで

そういうときはあまり期待できません。

晴れで、風の止んだ時に飛来は期待できます。


結果

昨日より少し多くの個体(オ)を見ることは出来ましたが

飛来したオスはメスがいないせいか

ひこばえを物色してすぐどこかに飛んでいきます。

ピークにはあと少し時間が必要みたいでした。


















↓ この木にはオスが飛来する



4月30日PM,A山の捕獲数は5オス 2メスと飛来個体が数頭でした。


↓ 現在飼育中




↓ 左の朽ち木に多く産卵する



二日間の山地帯では多くの登山者と声を交わし

山仕事中の方からは「朝はこの道を進んではいけない」など

クマに出逢わないための知識も授かりました。

初日のマグソクワガタ♀の大飛翔からコルリクワガタ採集まで

大変良い二日間でした。

Tさん、お疲れ様でした。



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