クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

高山性のクワガタムシ・8/北陸

2017-09-14 23:16:39 | ブナ帯のクワガタムシ全般

北陸の山地帯を中心に

Tさんとクワガタ探索をしてきました。







9月9日

場 所:福井県~岐阜県
 
時 間:13:40~21:30

天 候:晴れ 気温:平地で31度








まず、向かったのは福井から岐阜につながる峠です。

林道は頂上付近で900mほどありました。

峠はではヤナギ類やヤシャブシ、ウリハダカエデなど

ヒメオオクワガタやアカアシの付く木を沢山見て回りましたが

それらしき食み痕をわずか見つけただけで

生体の発見はありませんでした。

ダムからダムへとかなりの距離を走った昼間探索でした。


ライトトラップ

夕方からは

岐阜から福井につながる別の峠(最標高約900m)を

探索しながらライトトラップの場所を探しました。


福井側で開けた河川敷を発見

標高は400mと低めでしたが

照射範囲が広かったので今宵の灯火はここに決定!

コンビニ弁当で腹を満たして、しばしの休憩です。


↓ 集まりはまずまず


↓ 日没直後からクワガタが飛来








↓ 羽アリにまみれる






↓ 羽アリだらけ







たまたま場所が良かったみたいで

早々にクワガタムシが飛んできます。

コクワガタ・ノコギリクワガタ・アカカシクワガタ

なぜかミヤマクワガタはやってきません。

この谷ではノコギリクワガタが優先しているようです。

しかもほぼ♀

よく活動したと思われる個体の中に

少しだけ綺麗な個体が混ざります。

コクワガタも♀ばっかりでした。


↓ よく活動したノコギリ♀






↓ やっとノコギリ♂






↓ ヤママユ


↓ 一番の大物! カマキリモドキ








↓ カマキリ


↓ ツノトンボ










日没から順調に飛んできたクワガタでしたが

21時ころになぜか飛来が止まったため

明日のことを考えて

設営を終了し、峠を再び走ることにしました。


↓ リリース途中



峠の距離はナビでおおよそつかめていたのですが

実際に走ってみるとかなりの距離です。

標高も高いところでは900mくらいになり

ヤナギ類が沢山見えてきます。

道端をLEDで照らしながら車を降りたり乗ったり

じわじわ動かします。

かなり目を凝らしたつもりですが

ヒメオオクワガタ等の食み痕を見つかることなく

麓に出ました。


それにしても長い峠でした

麓からは宿泊先にまっしぐら!


↓ ご宿泊先の「九頭竜道の駅」街灯にて



9月10日

場所:石川県北部山地帯

時間:9:30~16:10

天候:晴れ 気温:平地で30度

今日も良い天気です。








この日、予定した山は

ある区間自由な探索がでないことが判明!

しかたなくその手前の川沿いに立ち寄りました。

それでも標高は、700mほどあります。








↓ ヤナギに付くアカカシクワガタ


↓ 落下





川沿いでの探索を終えた二人は

再び同山別ルートに向かいました。











目的地に到着し、車を降り

標高約650m~1200mの林道を歩いて探索します。





↓ バッコウヤナギがとても多い山


↓ ヤシャブシ


↓ カワヤナギ


↓ 栃の実


↓ バッコウヤナギに絡まる葡萄





片道3キロほどを徒歩しながら

かなりの数のヤナギ類・ヤシャブシ・ヤブデマリ等を

しつこく見て回りましたが

新らしそうな食み痕のある木は2~3本だけで

クワガタムシの姿もありませんでした。


今回の北陸山地探索では

残念ながら昼間のクワガタ発見はアカカシのみでしたが

訪れた山を検索するとどの山にも

ヒメオオクワガタがいるようです。

それは採集者によるものではなく

登山者による記事が殆どでした。


今回見て回った幾つかのヤナギ自生場所では

人の入った形跡があり

タイミングによっては

ヒメオオクワガタやアカカシクワガタが

発見できるの場所だったのかもしれません。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿