クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

ラマの幼虫

2016-11-06 23:29:59 | ラマ Dorcus

ドルクスラマ Dorcus rama (Boileau,1897)の記事はこれで2回目になり

今回は、少しさかのぼってはじめます。

野外個体の産卵セットを組んだのは今年の2月です。

5月には幼虫1頭を確認したので朽ち木を埋戻し

最終的な割り出しは7月2日に行いました。

↓ クリンチ産 左:種親





↑↓2016年5月

↓2016年7月







結果は、2齢2頭と茶色実味がかった卵4個で

すべて朽ち木から出てきました。

↓朽ち木下部に齧り後あり、木くず詰め込み


また、茶色い卵は繊維質のカビのようなもので覆われ

腐敗している様子でした。




そして、母虫は残念ながら6月下旬に死亡を確認しましたので

最終的に得られた数は5月の幼虫1頭と今回の2頭、計3頭!

産んだだけでもラッキーと思うしかありません。

得られた幼虫3頭のうち2頭は菌床プリンカップ500ccに

1頭は添加マットに投入し、成長を待ちましたが

どれも大して大きくなりません。

2016年11月6日、3頭を取り出してみたところ

全部メス、やっぱりか・・・






800ccのボトルに添加マットを詰め、餌交換。

このまま無事に羽化したら、素性の判るメスが得られます。

”未交尾のメス” それはそれで珍しい。

来期に野外個体を購入し、ペアにしたら

多分、普通に産むんでしょうね!




余談

前記事で少し書いた物置が届き組み立て~設置を終えました。





幅150cmx高さ150cmx奥行75cmのスペースは

想像以上の収容能力で

マットや容器、その他の生活備品など余裕で納まりました。



どこに何があるか?

見てわかるのは久しぶりのことです。



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