*現在、オキナワマルバネは国内希少野生動植物種に指定されており
例外を除いて、譲渡や売買・採取等はできません。
昨日、昨年採卵したオキナワマルバネ終齢幼虫の餌追加をしました。
観葉植物用の温室でクワガタムシを飼っているとマットの乾燥が早く
特にマルバネで使うような腐食の進んだマットは
締まりやすく、上部周辺から萎縮が始まります。
↓容器側壁とマットとの隙間が目立ちはじめる
そのまま放置しておくとマットが一つの塊になり
容器を斜めにするとマット全体が動くようになるため
気になるときは餌追加時期でなくてもマットを補充・交換して環境の改善を計ります。
赤枯れ水
追加する黒マットに加水するとき一塊の赤枯れを水でよく溶き、それで加水します。
↓追加用のマット、実際はほぼ黒
↓よくかき混ぜて溶く(赤枯れ)
↓かき混ぜ不足☓
こうすることでマット全体に赤枯れ成分が行き渡りやすいように思うからです。
特に赤枯れマットが少ないときは赤枯れ水と併用するのが良いと思います。
因みに今日の赤枯れ使用量は握りこぶしほど、一塊。
上記の赤枯れ水、それだけです。
成長の度合
餌追加時には出来るだけ体重も計測します(n=11)。
昨年秋から1年が過ぎ、もっとも重かったのが19g
次いで18g・17g・16g・・・
中には終齢初期も出てきました。
そういうのは3年1化になるかもしれません。
どの幼虫も腹部がまだ透けて見えるのでこれからも成長します。
あとしばらくは20度くらいをキープして来年2月頃の餌追加換時には
どれも20gを超えていてほしいものです。
↓ ほとんどの個体は底部で生活
↓糞を後方にため込む
↓こういうのはメス?
昨日は天気がよく、気温も20度を超え、作業のしやすい一日となりました。
餌追加のあとはクルビデンスの割り出しを行ない、次世代に繋ぐことも出来ました。
私の場合、餌交換や割り出しなどの一連の作業は屋根だけの車庫で行うので
これからの季節、管理場所(温室)との温度差が激しくなり
自分も含め、生体に与えるダメージが大きくなります。
冬は室内で作業をしようかと思うこともあるのですが
そこはどうしても越えられない一線です。
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