*カテゴリーから入ると産卵〜羽化〜考察につながります(8記事)
*マットの作り方は記事「難関種マットの作り方」をご参照ください
ブルークツヤクワガタ(以下ブルーク)が一部蛹化しました。
蛹化したメスの幼虫期間は、産卵から含めると7〜10か月です。
昨日掘出したのはこの1ボトルだけですが
他にも蛹化している個体はいるかもしれません。
頭部の大きさからオスと思える幼虫の中には
年内に蛹化してもおかしくないような熟度の個体も見受けられます。
↓ 蛹化のサイン=マットに出来た空洞(2021.10.12)
↓ メスの蛹 既に複眼は黒くなっている(2021年11月17日)
ブルークの幼虫は容器底部あたりで部屋を作り
内壁マットを食べながら育ちます。
そのため一旦部屋を作ったらそこを拠点にさほど移動しません。
そして、蛹化時には蛹室を隔てて空洞を作るので
餌となるマットの範囲は限られており
800ccボトルのマット約半分は乾燥防止には役立ったものの
餌としての利用がほとんどありませんでした。
餌追加の手間を考えると、飼育という点では楽な部類かもしれません。
↓ 終齢幼虫 気門の周りは白いまま(2021.10.12)
↓ ツヤクワガタ幼虫の腹部は太く、体重バランスは悪い(2021.10.12)
↓ 頭色は薄いオレンジ(2021.10.12)
↓ おそらくオス、終齢幼虫 頭幅8㎜前後(2021.10.12)
↓ 多頭飼育の終齢中期幼虫(同一個体:おそらくオス・2021.10.20)
採卵から蛹化までを通して感じたことは
ブルークはインビタビリスツヤやチャイロマルバネなどと似たような生態をしており
幼虫部屋は外部からの影響を受けにくいエサ付きのシェルターみたいなものです。
シェルター内の幼虫を取り出すと危険がいっぱいで
マットの質次第では、若齢の場合は生死にかかわります。
これは、チャイロマルバネやインビタビリスにも同じことがいえ
幼虫部屋のような特殊な環境を作り出す種はできるだけそっとしておくのが
良い結果を生むのではないかと感じています。
↓ まとめ飼い放置 終齢中後期の幼虫 管理温度21〜26度
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