2019年6月22・23日の二日間、山口県でクワガタ採集をしてきました。
↓ やっと岡山付近、山口までは6時間以上かかる
↓ おなじみ黄色のGレール
山口県での採集目的は大あご長めの本土ヒラタ、そしてマメクワガタです。
実は山口には過去に2回行っており
その時はポイントが絞れないままほぼ不作に終わっています。
山口の樹木相
これまで関西圏内で通常採取してきた感覚で見ると
私たちの探索した山口の地域は、シイ・タブなどの常緑樹が強く優先しており
そこにミズナラ・アベマキなどが混ざる感じで、クヌギは多くありませんでした。
特に沿岸部ではその傾向が強くなっていました。
そのため過去2回は樹木探しに時間を費やすことが多かったのも事実です。
↓ ノコギリクワガタのいた木
↓ タブの木? ヒラタクワガタ
↓ コナラでは発見できる確率が高かった(Tさんヒラタ採集中)
↓ かなり高いところ タブの木?
採集
車を走らせながらクヌギを探します。
関西地方ではそうすることで簡単にクヌギが見つかり、場所によってはクヌギだらけです。
ところが山口ではそんなわけにはいきませんでした。
とにかくクヌギが少ない。
YouTubeの「クワガタチエック」のようにはいきません。
1本でもクヌギかコナラがあれば降りて探す。
タブやよくわからない木も探す。
ヒメオオクワガタのルッキングみたい、そんな感じです。
ただ、地域の傾向としては内陸部のほうがクヌギは多く感じました。
↓ 田んぼ道を奥に進んでいく
↓ 野鳥のコロニー
↓ クヌギにつけられた傷、これは✖
↓ 何者かが穿孔した穴にコクワガタ
↓ クヌギの根本でノコギリクワガタ
↓ 極小ヒラタ
今回の採集では大あご長めのヒラタが複数頭採集でき目標は達成しましたが
心残りは、初日にツタに絡まれたクヌギで
大きなヒラタクワガタを発見したのですが採り逃したことです。
翌日も探しに行きましたが強い相手に追い出されたと”学習した個体” は
同じ場所には戻っていませんでした。
↓ 発見したヒラタの一部・大あご長めが混ざる
ライトトラップ
夕方からは良い場所でライトトラップを行いましたが
風が強く、また気温も19度くらいまで下がりました。
↓ ロケーションは良いが・・・
↓ やっと飛来 ノコギリクワガタ♀
ライトトラップは
昼間にノコギリクワガタを何頭か発見していたので期待していたのですが
飛来する昆虫は本当に少なく
90分ほどであきらめ、車中泊できる道の駅に向かいました。
最後に
今回の目的の一つでもあったマメクワガタは残念ながら発見できませんでしたが
山口3回目にしてやっと”偶然ではない、まぐれではない”クワガタ採集ができました。
夜間は、林道・峠を走らせ樹液に集まるクワガタを見ることもできました。
また、私たちの行った場所・感覚ではヒラタクワガタは普通種で
コクワガタに近い数が発見ができました。
そして、スジクワガタ・ネブトクワガタは最後まで見つけることができませんでした。
コルリクワガタや、オオクワガタの最初の1頭を見つけるのに数年かかった者としては
過去2回の探索も良しとして、時間と余裕があればもう一度行ってみたい
そんな気にさせた山口県西部でした。
Tさん、お疲れ様でした。
山口まで採集に行かれたんですね。
大顎の長い個体は福岡のヒラタで累代した時もおりました。五島福江で採集したメスからの子はもちろんすらっとした顎でしたが、福岡のものでも意外と長い顎でしたので、地理的に近い山口も多いのでしょうか?
周囲の県の個体がどの様な感じか少し気になります。
沖縄はずっと雨でしたがそろそろ梅雨も明けそうです。
山口3回目にしてやっとそれなりの数を見ることができました。
山口付近から西側は大あご長めのヒラタがよくいるようですね。
今回見つけたヒラタのうち、大方はこちらで見るヒラタより大あごが長く感じました。
広島あたりになるとそうでもないようですが、もしかしたら気づかない速度で広がっているかもしれませんね。
沖縄は梅雨が明けると一気にクワガタが増えるんでしょうか?
パイナップルにたくさんのヒラタが集まっている動画を見で驚いたことがあるんですが、沖縄では普通の出来事でしょうか?