手元に残した済州島のアスタコイデスノコギリのオス1頭と
全てのメスが羽化しました(以下、アスタコイデス)。
*「カテゴリー」から入ると飼育過程等に繋がります。
メスの羽化
早い個体は卵から4〜5ヶ月、遅い個体はそれより2ヶ月ほどかかりました。
幼虫の飼育方法は、500ccほどのプリンカップに「ヒラタ・ノコ1番」を硬く詰め
管理温度15〜26度の範囲で、餌交換はなしです。
↓ もっとも早く羽化したメス(撮影:2023年10月14日)
↓ 500ccプリンカップで個別飼育〜2024年2月25日全掘出し
↓ すべて自然蛹室羽化
↓ メスは全部で15頭(?)でした(羽化:2023年10月14日〜2024年2月中旬)
↓ すべて休眠中
↓ もっとも小さかった個体
メスとして管理していたグループで最後に羽化した個体は
蛹化時に頭部がうまく脱げなかったようで
幼虫時の頭が残ったまま羽化していました。
↓ 一見メスのように見えるが、前脚脛節が細すぎないか?
↓ 摂食不可能:こういうのは飼育の世界でも自然に淘汰されてしまう
↓ 頭部は癒着しており剥がせない
追記:2024年2月27日 おそらくオスとして生まれた
オスの羽化
オスは1頭のみ羽化しました。
残りの15頭(生存していたら)は、現在幼虫〜蛹の状態です。
おそらくすべてのオスが羽化するのは4〜5月あたりになりそうです。
↓ 撮影:2024年2月18日(羽化:2上旬)
↓ 早い羽化にしてはまあまあの52㎜前後
↓ 頭部の一対の突起は親譲りでやや上向き
↓ オスは個別飼育と、まとめ飼い
メスの休眠が終わるころには残りのオスも羽化していると思います。
生体・標本共に実物を見る機会がほぼない地域のアスタコイデス。
いくつかを残し、初夏には繁殖を開始します。
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