あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

中国人とスペイン語でチャットする

2013-12-07 06:21:39 | 日記
 中国版ラインのWE-chatを使っているが、知り合いが増えてくると、ときどき
厄介に感じるときがある。LINEを使っている皆さん、どうでしょうか。

 そんなものなのだが、10月初旬の国慶節の休暇中、大気汚染のひどさに自宅
に閉じこもり、本を読んでいると、なんと全くの他人からWE-chatに
「日本人ですか?」との日本語のメッセージが・・・。
 横文字の名前の使い方などからして、どうも若い女性らしい。
 普段なら営業系のメールなどは無視するところ、なぜ拙者にメッセージを送って
きたのか気になって、ともかく彼女のページを見てみることに。
 コメントは英語とスペイン語ばかり。しっかりした文章からして彼女が受けてき
た教育レベルの高さがうかがえる。

 福岡にも1年くらいいたとのことだが、あまりいい思い出はないとのこと。
 書き込みからして、どうやら反日思想の持主のようで、日本には悪い印象しか持
ってなさそうなので、思い切ってメッセージを送り返してみることにした。

「はい、そうです。」
と返信したら、日本語は苦手なので中国語は出来るかということを、確かに少し
間違いのある日本語で聞いてきたので、少しは出来ると答えておいた。すると、

彼女「我刚从日本回来。(つい最近日本から帰ってきました。)」
拙者「真的吗?北京欢迎你!(そうですか、北京はあなたを歓迎します。)
※この歓迎します、は決まり文句で、TVのコマーシャルなどでよく見かける。
彼女「很不适应。北京又吵又脏、一回来钱包被偷走了。想念日本啊。」
   (ぜんぜん馴染めません、北京は騒々しいし、汚い。帰ってきたら財布と
    られた。日本が懐かしいよ。)と泣きマーク。
(オッサン あら自分のページに「日本鬼子」と書いた、同じ人とは想えません
      ねぇ。)
※ 日本鬼子 狭義では、旧日本軍の兵士のこと。広義では、にっくき日本人と
       いう意味も。
拙者「哎、6月2号在前门大街我钱包也被小偷偷走了!」
  (あらまぁ、6月2日に前門大街で私の財布もコソ泥に盗まれました。)
彼女「你中文比我日文好啊。(あなたの中国語は私の日本語よりレベルが高い。)

といって、泣きマークが。
 財布をスラレテ泣きマークは仕方ないが、おっさん、女を泣かしてどうする!
 しかしそれにしてもよく泣く娘である。(笑)

 そんなことないですよ、頑張ってくださいと返しておいた。
 中国語は徐々に厳しくなってきたので、スペイン語がおできになりますね、と書
き込むと、
彼女「Jaja, tuve un novio de espanol.(へへ、スペイン人の彼氏がいたんだよ。)」
オッサン(やれやれ、助かった。動詞が完了過去形ってことは別れたということだな。)
拙者「Mi novia , cerbezita! (俺の彼女はビールちゃんだ!) 
※ ビール(cerveza)が女性名詞なので、同じ女性名詞の彼女(novia)に掛けて
  みました。これは毎回、ラテンな連中に受けるので、拙者の決まり文句。
彼女「(笑いのマーク)」
拙者「Ahola, conmigo!(いま、一緒にいるんだぜ!;飲んでるってことです) 」
彼女「(笑いのマーク)」
彼女「No Extrano(別のはダメよ!)」
※ ビールのことを彼女と言い、一緒にいると言ったことに対し、
 おかわり禁止、つまり浮気禁止と言って来たのである。
  なかなか冗談の判る娘である。
拙者「Es muy dificil para mi, no me lo digas!」
(そいつはオイラには難しいな、そんなことは言わないでくれ。)
彼女「Que es cosa rara que una charla japones y chino en espanol.」
  (日本人と中国人がスペイン語でチャットするって、珍しいよね。)
※ 彼女は女性なので、正しくはchinaではないかと。まぁ日本人と中国人と一般化
 してるのなら、これでもいいのか・・・。
拙者「Si, si,si, hoy encontlarconnos en el mundo de WE=CHAT.」
(だよねー、今日、WE-CHATという世界の中でバッタリ出会ったんだもんね。)

 これにて終了。
 少しでも彼女の反日感情を緩和することができたのなら幸いである。

週刊誌って、高っ!

2013-12-06 22:49:16 | 日記
 事務所のあるビルは、ホテル、オフィスビル、マンションが
セットになった、中国では典型的な外国人向け複合施設の一角。

 なかでもココは日本人向け。
 オフィスビルには日本の会社やその関係会社ばかり。
 もちろんマンションも住んでいるのはほとんど日本人。

 ということで、ホテルの売店に日本の週刊誌も一日遅れくらいでやってくる。

 どうせ高いんだろうなと思って買ったことはなかったのだが、先日夕食をご一
緒した、日本で一番中国に厳しい論調の日刊紙、SK新聞の某記者のコメントが
最新号に載っていると知り、迷わず購入、その場で後悔。

 82元(1元16~17円)、日本の約4倍。
 半沢でも倍返しなのに、さらに倍!

 記事内容は、某記者から聞いた話そのままで、クスッとしてしまった。
 発売2週間前にはオイラ知ってたもんね、ってというプチ優越感であった。

ウサギはどこへ行った

2013-12-05 23:36:03 | 偉大なる中華料理
 かわいいウサギたちはどこへ行った。
 そんなことは考えたくない。

 ときどきお昼を食べに行く日本食のお店の前。
 籠の中にいた、大きな白、中くらいの茶色、そしてちっちゃな
灰色。

 3匹のウサギはどこへ行った。
 最初に白と茶色がいなくなった。
 次に灰色がいなくなった。
 最後に籠がなくなった。

 家の近所の小さな雑貨屋のお店の前。
 籠に入っていた白ウサギ。
 ちっちゃな灰色ウサギが後から加わった。

 2匹同時にいなくなった。
 籠ごとなくなった。

 僕の周りにいた5匹のウサギ。
 みんなどこへいった。

 急に寒くなったから?
 室内に連れて行かれた?
 ?????

 そんなことは考えたくない。
 そんなことは考えたくない。

カラオケに行く

2013-12-01 16:45:40 | 日記
 県人会でご一緒した専門学校の先生とその知人、職場の同僚と個室カラオケ付き居酒屋へ。
 高層ビルの35階から空恐ろしい景色を見下ろしつつ、歌う。
 歌がかぶるので沢田研二も郷ひろみも歌わず、秀樹還暦?の歌、傷だらけのローラ、情熱の
嵐をシャウトする。
 シャウトついでに、マイウェイをシド・ビシャスVERで放送禁止用語をピーでパスしながら歌う。
 これは聴いたことがない人ばかりだったようで、度肝を抜きつつも、結構受ける。

 最後は歌うと宣言してきた、私はピアノ、をスペイン語で歌う。
 この訳詩はよくできていて、ほぼ元の意味を残しつつ、スペイン語独特の文型を交えてあるので、
丸暗記している。ただし、声域に限界があり、お聞き苦しいところはご勘弁。

 昼間っからビールを飲んでカラオケを歌う、10年以上、あるいは20年以上若い人もなぜか80
年代ソングで盛り上がったのであった。
 そんなに気を遣わなくてもいいのにとも思ったが、どうも本当に好きらしい、ならまぁエエか。

 ある土曜の昼下がりの出来事でした。