あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

「うつせみ」キム・キドク監督

2008-05-16 17:31:37 | 日記
「うつせみ」

妙に日本的なタイトルです。
もちろん、日本での公開を意識したタイトルだと思います。
映画としては「面白い」し
けっこう緊張して一気に見てしまう
映画としてのつくりも上出来です。

韓国の天才監督と評判の作品です。
「春夏秋冬・・・そして春」が公開されたとき
それまでの挑発的で刺激的とは全く違っていると議論されていました。

「うつせみ」というか、夢と現実のゆらぎを映像化したものです。
実際にはありえない出来事が起こりますが
それが幻影なのか事実なのか本人にも分らない
あったかもしれない
いや単なる幻影なのかもしれない。
人の世はそんなものとも言いたげです。
ですから、
「羅生門」に似た印象を残します。

若い男はダイレクトメールを配布する仕事です。
そして、そのダイレクトメールを処理しているかそのままかで
不在かどうか見当をつけます。
そして、不在と分るとその家に入り込みシャワーを浴び
食事をし、修理物があればそれを処理してその家を出て行く
そのうちいくつかの出会いがあり、逮捕されたり、逃げだしたり
映画は最後に、映画の初めから起きたことを修正していきます。
そんな映画です。

若い奇妙な男は、映画の中では一言も発せず
目の力だけで語ります。
若い俳優で甘いマスクです。
きっと、この映画で爆発的な人気になったと思います。

この映画を韓国の富裕層への皮肉だと評論する人もいるようですが
「色即是空」を映像化したもの
そんな理解でいいような気がします。
映画好きな人にお奨めですが
お手軽な娯楽ということにはならないかもしれません。




豆だけで商売できるのは浅草

2008-05-16 17:09:11 | 日記
浅草の豆屋

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浅草の三社祭
今年は、神社の神輿が出ないそうです。
神聖なる神輿に土足で登った輩があり
神社が怒り心頭
今年は出さないという御触れです。

そんなことで今年は各町内会の神輿が出るだけだそうです。
浅草寺に集まっているそれらしい人は
その話題で持ちきり
その大多数は温情的な意見です。

このような状態になったら
もう祭りの意味をなしませんね。
信仰の意味などどこにもないとすれば
単なる学園祭のダンス天国ですね。
まあ、それはそれ
式典の後の祝宴はもともと無礼講が基本
エネルギーの爆発という意味があるのですから
少しぐらいいいじゃないか・・・・・

でも、これが暴力団員の示威であるということになれば
話はもっときな臭い
いや、巷の話はだいたいがこんなものかもしれませんね。

そんなことで収穫はありませんでした。
まあ、いいか!

「春夏秋冬・・・そして春」

2008-05-16 05:57:21 | 日記
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朝、「春夏秋冬・・・そして春」を見直しました。
最近、二度三度と観ないと細部まで目配りできないのです。
観念的で形式的でいかにもと思われるほど
四季の美しい自然を大切にして描いています。
その自然と人間の成長を重ねているところがこの映画の骨格です。
殺生、情念、妄想、諦観というようなものを
小さな物語をあてはめることで映像化しているのですが
技巧的なことが過剰なのが気になりますが
極めて象徴的で「美」ですね。
美とは素材を換骨奪胎して再構成されたものである。
そんな言い方が似合う映画でした。

この映画の中で「得たものは失われる」という言葉が出てきます。

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韓国映画ですが漢字で文字を書くシーンがありますが
韓国では漢字は過去の歴史的遺物になっているのでしょうか?

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「美の壷」を覗いてみるのもいいかもしれません。

2008-05-16 05:42:35 | 日記
箱根

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「美の壷」というNHKの番組を見ている人もいらっしゃると思います。
日本の伝統的な工芸品、日用品などを紹介する番組です。

再発見番組ですね。
でも、とても面白いので見ています。
谷啓さんが案内人役で、あれこれのものを特集して解説しています。

この番組を知ったとき
そうだ、日本の伝統的な文化を自分なりに拾い集める
そんなブログを作ろうと思ったのですが
能力と情熱が乏しくて始める前に挫折しましたが
そんなことも老後の趣味として面白かもしれませんね。
鳥居の形、注連縄、暖簾等思いついたらいろいろありますね。

いつか小さなコーナーとしてでも
準備したいですね。
愉しみの幅は多いほうがいいですからね。

三社祭の始まりです

2008-05-16 05:17:59 | 日記

どうも躑躅とか芝桜というような
景色を塗りつぶしてしまい
その花そのものが見えない花には気持ちが動きません。
チューリップもそうですね。

どうも、この季節は薔薇を追いかけるようになりそうです。

そして、桔梗です。
桔梗は距離をおいて見る花ですね。
茎や葉を含めて、花器に入った姿が一番美しいと思います。
なぜでしょうか?

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先日、足利フラウワーパークでみたクレマチス
どれも姿が堂々として立派でした。
それをいいと言う人もいますが
品種改良ができていないときのテッセンがいい。
過ぎてはいけないという花もありますね。

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宝塚ファンではありませんが
野に咲く、スミレが好きです。
先日も書きましたが「はかなげ」が大切なのです。