「うつせみ」
妙に日本的なタイトルです。
もちろん、日本での公開を意識したタイトルだと思います。
映画としては「面白い」し
けっこう緊張して一気に見てしまう
映画としてのつくりも上出来です。
韓国の天才監督と評判の作品です。
「春夏秋冬・・・そして春」が公開されたとき
それまでの挑発的で刺激的とは全く違っていると議論されていました。
「うつせみ」というか、夢と現実のゆらぎを映像化したものです。
実際にはありえない出来事が起こりますが
それが幻影なのか事実なのか本人にも分らない
あったかもしれない
いや単なる幻影なのかもしれない。
人の世はそんなものとも言いたげです。
ですから、
「羅生門」に似た印象を残します。
若い男はダイレクトメールを配布する仕事です。
そして、そのダイレクトメールを処理しているかそのままかで
不在かどうか見当をつけます。
そして、不在と分るとその家に入り込みシャワーを浴び
食事をし、修理物があればそれを処理してその家を出て行く
そのうちいくつかの出会いがあり、逮捕されたり、逃げだしたり
映画は最後に、映画の初めから起きたことを修正していきます。
そんな映画です。
若い奇妙な男は、映画の中では一言も発せず
目の力だけで語ります。
若い俳優で甘いマスクです。
きっと、この映画で爆発的な人気になったと思います。
この映画を韓国の富裕層への皮肉だと評論する人もいるようですが
「色即是空」を映像化したもの
そんな理解でいいような気がします。
映画好きな人にお奨めですが
お手軽な娯楽ということにはならないかもしれません。
妙に日本的なタイトルです。
もちろん、日本での公開を意識したタイトルだと思います。
映画としては「面白い」し
けっこう緊張して一気に見てしまう
映画としてのつくりも上出来です。
韓国の天才監督と評判の作品です。
「春夏秋冬・・・そして春」が公開されたとき
それまでの挑発的で刺激的とは全く違っていると議論されていました。
「うつせみ」というか、夢と現実のゆらぎを映像化したものです。
実際にはありえない出来事が起こりますが
それが幻影なのか事実なのか本人にも分らない
あったかもしれない
いや単なる幻影なのかもしれない。
人の世はそんなものとも言いたげです。
ですから、
「羅生門」に似た印象を残します。
若い男はダイレクトメールを配布する仕事です。
そして、そのダイレクトメールを処理しているかそのままかで
不在かどうか見当をつけます。
そして、不在と分るとその家に入り込みシャワーを浴び
食事をし、修理物があればそれを処理してその家を出て行く
そのうちいくつかの出会いがあり、逮捕されたり、逃げだしたり
映画は最後に、映画の初めから起きたことを修正していきます。
そんな映画です。
若い奇妙な男は、映画の中では一言も発せず
目の力だけで語ります。
若い俳優で甘いマスクです。
きっと、この映画で爆発的な人気になったと思います。
この映画を韓国の富裕層への皮肉だと評論する人もいるようですが
「色即是空」を映像化したもの
そんな理解でいいような気がします。
映画好きな人にお奨めですが
お手軽な娯楽ということにはならないかもしれません。