あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

「蝉しぐれ」

2008-05-31 16:38:43 | 日記

雨降りなので家で「フランチェスコ」を見ました。
テープが終わると
急に、テレビに転換しました。
そうしたら「蝉しぐれ」の映画版を放映していました。

思わず、見てしまいました。
このドラマすきなのです。
でも、映画は、どうしても、テレビ版の密度の濃い展開と比べ
映画版は、平面的な展開だったとの印象が残っていました。
今回も同じような不満が残りました。

テレビ版の脚本を手がけた黒土が映画の監督をしているのです。

でも、映画スタッフが違うとテレビ版の決め細やかさが
ルーズになってしまうのかもしれません。
見ているものがイラつくようなことばかりが目に付きます。
「映画は作り物・だからこそ上手に騙して」という
私の勝手な思いを逆なでするのです。

以前にも書いた記憶がありますが
船を利用して逃げ出すシーンがあります。
橋の下を抜けようとするシーンで
船が灯に照らされる状況の中で下を向いただけの
無防備な状態で通過するのです。
厳重な警戒があることを承知しながら
身を隠す手立てをしないのです。

テレビ版ではしっかり筵で身を隠します。
このような場面が気になり、イライラするのです。
そんなことは気にしないでみてればよいのでしょうが
気になるのです。

でも、久しぶりに観ました。
そんなこともあり、
夜は「蝉しぐれ」テレビ版を見ることにします。

うーん、でも7話は長いですね。

フランチェスコ

2008-05-31 15:19:22 | 日記
「フランチェスコ」の映画

私はキリスト教徒ではありませんから
「聖フランチェスコ」のことについての知識はありません。
また、深く調べたこともありません。
せいぜい、硬くて面白さに欠ける詩のようなものを読んだ程度です。
でも、気になったのは、聖書の登場人物ではないのに
西欧のカトリック圏の人が好感をもっているからです。
(サッカーの守護神だったら分るのですが・・・・・・)

1200年代にイタリアのアッシジで生まれたそうです。
父親は繊維を扱う商人だったようです。
また、金貸しをしていたとかいないとか・・・・・
そのようにして父親との関係を説明しているようです。

カソリックにだけある信仰のランクずけのなかの
「聖人」と呼ばれる人になった人です。
ですからキリスト教国のうち
ヨーロッパの中のカソリックの国で有名な人なのです。
親鸞や法然が有名なのは日本だけで
仏教国ならどこでも有名な人ではないのと同じです。

彼は、修道会の中では大きな組織である
フランチェスコ会の創始者であります。
ですから、信者としての心得等について
深く考えた人でもあります。

聖痕といわれる手足にイエスが磔刑になったとき受けたのと
同じ傷ができた話が有名です。
それがどのような意味を持つのでしょうか?

鳥たちに説教したら鳥たちは嬉しそうに話を聞いたという
逸話が残っています。
こんなエピソードはいいですね。

そんな有名人ですから
伝記になったり、絵本になったり
映画になったりもしました。

私が知っているだけでも
「ブラザーサン・シスタームーン」
リリアーナ・カバーニ監督
ビットリオ・ロッセリーニ監督の
「フランチェスコ」
そして、アメリカ映画でも一本あります。

その描き方は実に多様です。

聖人として描いたり
人間として描いたり
あるいは史劇として描いたり様々です。

今日、見たのはミッキー・ローク主演のものです。、
生臭いフランチェスコを当時の雰囲気のままに描いています。
性に関するエピソードができてくるのが面白いですね。
全裸シーンも出てきます。
聖書に出てくる弟子達ではありませんから
関係者がことを荒立てなかったのかもしれません。
でも公開されるときには猛反対があったのでしょうね。
「パッション」(メル・ギブソン監督映画)と同じように・・・・

でも、日本人にはピンと来ない映画ですね。

ベン・ハーにしても、聖書の知識がないと理解できない
エピソードがいくつも出てきます。
それと同じですね。
でも、フランチェスコは興味ある人物なので
あれこれの本が出たりすると読みます。

今日は、フランチェスコが托鉢に街中を歩くシーンを見て
仏教の托鉢と同じだと思いました。

どこかで印度とイタリアは文化的につながっていたのですね。
そこには大きな興味をもちました。
どなたか、そのあたりの事情に詳しい方
教えていただけませんか?

本当は世俗化した教会との論争に興味があったのですが
その辺りのことは簡略な説明で終わっています。
でも、そのうち私にも分るような説明が生まれるでしょう。

映画はいろいろなことを教えてくれます。

「三屋清左衛門残日録」藤澤周平著

2008-05-31 06:52:56 | 日記

昨日、午前中で用事が終わったので
家に戻り「三屋清左衛門残日録」をまとめてみました。
全14話ですからかなりの量です。
このドラマ、何度見たでしょうか?
繰り返し見ています。
私にとって繰り返し見るのがよいドラマであり映画なのです。
繰り返し見るドラマの特徴は細部まできっちり見ないといけない。
そんな思いにさせられます。
言葉のニュアンス、立ち居振る舞い
登場人物の身分関係と画面での位置関係などですね。

当時の隠居は50代だったようです。
権力争いが渦巻く男社会
確かに生産性を競うわけでもなく
金儲けが中心ではないのですから
権力を中心とした人間関係だったのでしょうね。
人の評価が難しい時代だったのですね。

お城勤めから解放された男が
それでも現役時代のかかわりで
きな臭い事件に巻き込まれる。
そんな設定です。
そこが面白いですね。

老後のあれこれの楽しみ
友情と衝突
息子夫婦とのやりとり
小料理屋の女性との交流

そんな老後の生活を描いているのですが
現代そのものに重なっていますね。
そこが原作者の意図だったようです。

その意図がテレビドラマとしてしっかり生かされているので
「うんうん」と頷きながら見ています。
自分の現役時代は平凡で
きったはったなど無縁の世界でしたし
出世街道での争いなど最初から投げ出していましたから
このドラマのようなスリリングなことはありませんでしたが
同じような状況に飛び込んだ人を知っています。

それだけに身近な問題としてみていました。
時代劇チャンネルで今週から再放送が始まりますから
また、日曜日が愉しみになりました。


入梅したのでしょうか?食事中の会話です。

2008-05-31 05:51:18 | 日記
花菖蒲なら明治神宮ですね。
雨の日がことのほか美しい
水玉がきらきらすると
絢爛豪華。
そんな感じです。

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でも、この花、厚着の人のように
花のシルエットが見えにくい。
そんな花ですね。

でも光琳の絵のように
ロケーションがよいと
素晴らしくなりますね。

きっと、花はその人が持っている物語や
思い出となるようなできごとによって
深みがでるのでしょうね。

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六月になったら出かけよう!

といっても明日が六月一日ですね。