昭和記念公園のチューリップ
チューリップはあれこれ工夫し
技術的な処理ができないと
写真とするのは難しい花かもしれません。
素人の私が写真を撮ろうとしても
構図とかアングルとか
光とか
そんなものがさっぱり分りません。
ただ、写真を撮っているだけ
まあ、そんなものでしょう。
数をたくさん撮る
それが今の私のすべきことですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
春の山うしろから烟がでだした 尾崎放哉
放哉最後の作品
全てのことを乗り越えて
淡々と死期を迎えようとする
放哉の透明感が見える。
この句は放哉の中では最高のものではないだろうか。
それまでの放哉があるから
この句がある。
そんな気もします。
・・・・・・・・・・・・・・・・
今日の万葉集
山上憶良の歌は三点セットにして鑑賞したほうがよいらしい。
そんなことで今日は三首並べてみます。
どうそ、関心のあるかたがいたら、鑑賞してください。
山上憶良が、両親妻子を軽んじる男を見てつくった歌
ひさかたの天道(あまぢ)は遠しなほなほに家に帰りて業(なり)を為(し)まさに
【現代語訳】
お前は青雲の志を抱いて、天へも昇るつもりだろうが、天への道は遥か遠い。それよりも、素直に家に帰って、ふつうに家業に従事しなさい。
山上憶良が離れて暮らす子どもを思い、詠んだ歌
瓜(うり)食(は)めば 子ども思ほゆ 栗(くり)食めば まして偲(しぬ)はゆ 何処(いづく)より 来(きた)りしものぞ 眼交(まなかひ)に もとな懸りて 安眠(やすい)し寝(な)さぬ
【現代語訳】
瓜を食べると子どもが思い出される。栗を食べるとまして偲ばれる。いったいどこからわが子として生れてきたのか。目の前にしきりに面影がちらついて、ぐっすり眠らせてくれない。
銀(しろがね)も金(くがね)も玉も何せむに勝れる宝子に及(し)かめやも
【現代語訳】
銀も黄金も玉も、いったい何になるというのか、そんな勝れた宝でさえ、子どもに及ぶものがあろうか。
三首並べると山上憶良の人生観や家族に対する思いが見えてくる。
それだけでもけっこう異色ですし、内容も深いですね。
この作品に出会っただけでも万葉集を読み続ける意味があります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「セーラー服と機関銃」(相米慎二監督・薬師丸ひろ子主演)
やくざの組長を引き継いだ女子高生が数少なくなった組員を率いて
敵対する組に襲撃して復讐する。
そんな内容です。
赤川次郎の原作です。
物語の展開はよく見せず
司法が関与することなどまったく予定していない。
それをおおらかに見ることを求められることに
抵抗がありましたが
それはそれ
漫画的に見れば
それなりに楽しいかもしれません。
それにしても、飛躍が多く
「それもいいじゃない?」と思いながら見るのは
しんどい。
薬師丸ひろ子が女子高生を演じ人気が爆発した作品で
敵対する組長のところに乗り込んで
機関銃を乱射し
「カ・イ・カ・ン」
と呟くシーンが話題になりました。
でも、映画全体の流れを見ると
それもあるかなという感想ですね。
どうも、無理を承知で
「あはは」と笑いながら
人が殺されるシーンを楽しむのは
難しいですね。
チューリップはあれこれ工夫し
技術的な処理ができないと
写真とするのは難しい花かもしれません。
素人の私が写真を撮ろうとしても
構図とかアングルとか
光とか
そんなものがさっぱり分りません。
ただ、写真を撮っているだけ
まあ、そんなものでしょう。
数をたくさん撮る
それが今の私のすべきことですね。
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春の山うしろから烟がでだした 尾崎放哉
放哉最後の作品
全てのことを乗り越えて
淡々と死期を迎えようとする
放哉の透明感が見える。
この句は放哉の中では最高のものではないだろうか。
それまでの放哉があるから
この句がある。
そんな気もします。
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今日の万葉集
山上憶良の歌は三点セットにして鑑賞したほうがよいらしい。
そんなことで今日は三首並べてみます。
どうそ、関心のあるかたがいたら、鑑賞してください。
山上憶良が、両親妻子を軽んじる男を見てつくった歌
ひさかたの天道(あまぢ)は遠しなほなほに家に帰りて業(なり)を為(し)まさに
【現代語訳】
お前は青雲の志を抱いて、天へも昇るつもりだろうが、天への道は遥か遠い。それよりも、素直に家に帰って、ふつうに家業に従事しなさい。
山上憶良が離れて暮らす子どもを思い、詠んだ歌
瓜(うり)食(は)めば 子ども思ほゆ 栗(くり)食めば まして偲(しぬ)はゆ 何処(いづく)より 来(きた)りしものぞ 眼交(まなかひ)に もとな懸りて 安眠(やすい)し寝(な)さぬ
【現代語訳】
瓜を食べると子どもが思い出される。栗を食べるとまして偲ばれる。いったいどこからわが子として生れてきたのか。目の前にしきりに面影がちらついて、ぐっすり眠らせてくれない。
銀(しろがね)も金(くがね)も玉も何せむに勝れる宝子に及(し)かめやも
【現代語訳】
銀も黄金も玉も、いったい何になるというのか、そんな勝れた宝でさえ、子どもに及ぶものがあろうか。
三首並べると山上憶良の人生観や家族に対する思いが見えてくる。
それだけでもけっこう異色ですし、内容も深いですね。
この作品に出会っただけでも万葉集を読み続ける意味があります。
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「セーラー服と機関銃」(相米慎二監督・薬師丸ひろ子主演)
やくざの組長を引き継いだ女子高生が数少なくなった組員を率いて
敵対する組に襲撃して復讐する。
そんな内容です。
赤川次郎の原作です。
物語の展開はよく見せず
司法が関与することなどまったく予定していない。
それをおおらかに見ることを求められることに
抵抗がありましたが
それはそれ
漫画的に見れば
それなりに楽しいかもしれません。
それにしても、飛躍が多く
「それもいいじゃない?」と思いながら見るのは
しんどい。
薬師丸ひろ子が女子高生を演じ人気が爆発した作品で
敵対する組長のところに乗り込んで
機関銃を乱射し
「カ・イ・カ・ン」
と呟くシーンが話題になりました。
でも、映画全体の流れを見ると
それもあるかなという感想ですね。
どうも、無理を承知で
「あはは」と笑いながら
人が殺されるシーンを楽しむのは
難しいですね。