あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
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この旅、果てもない旅のつくつくぼうし    種田山頭火

2009-04-23 06:36:59 | 日記
昭和記念公園のチューリップ

美しいものをテンコモリしたからといって
美しさが倍加するとか限らない。
でも昭和記念公園のデザインは素敵で
花を美しく見せる技術があります。
美しいものを簡単に美しいという言葉で片付けないほうが
表現が豊かになるかもしれませんね。

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今日の万葉集

大伴家持の歌
 
卯(う)の花の咲く月立ちぬ霍公鳥(ほととぎす)来泣き響(とよ)めよ含(ふふ)みたりとも
 
【現代語訳】

 卯の花が咲く季節がやって来た。ホトトギスよ、こちらに来て鳴いておくれ、まだ卯の花がつぼみのままであっても。

卯の花の匂う垣根に時鳥はやも来て啼きしのびねもらす夏はきぬ。
こんな唱歌を意味も分らず歌っていました。
こうして、卯の花の和歌を読むと
卯の花に興味がわきます。
今の時代の流行と万葉の時代とは違うのですね。

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「スリ」

大昔のフランス映画
素人役者を集めた映画であったり
スリの手口を次から次へと映し出す手法
そしてスリをする青年の不思議な恋を描いて
有名になりました。
「抵抗」の後の作品で
当時の若者に支持されましたが
その哲学的内容と映像は魅力があったのでしょうね。
私もせっせと映画館に通ってみました。
でも、映画は娯楽であるという思いと
時代の流れで記憶から消えていました。
最近、スカパーの番組で放映されていましたので観ました。
若い頃とまったく映像の見方が違っており
新しい映画を見ているような気がしました。
スリの実演のような映画を好きになるのも困りますが
監督の哲学を支持するつもりもありません。
素人の出演者は、その後、どのような職業に就いたのでしょうか
案外、映画関係の仕事だったかもしれません。

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久しぶりに大型書店に入りました。
自分が、書店で眺める本は似たりよったり
興味の幅も限定されています。
結局のところ、読みたい本はいろいろあっても
今の自分には読む気力がありません。
そんなことで数冊手に入れてそれでおしまい。
何となく情けないような気もしますが、
これが今の自分ですね。
まあ、いいか。

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