2011年10月15日(土)、最初は新潟市の植物園ということでスタートしたが、計画が二転三転して当初計画から20年近く経ってようやく施設の一つがオープンした。 場所は鳥屋野潟公園、ビッグスワンや野球場、産業振興センター、市民病院などがある鳥屋野潟南部である。 新潟市の大合併を含めて周囲の状況が大きく変化した中で、何度も計画の見直しが行われた。 全体の完成はまだ1年半後である。 最終的には新潟の食や花を一体的に学ぶ場として、また地元の農産物や花卉生産のPRの場として、健康づくりやレクリエーションの場としてなど、何だかよくわからない多機能な施設群になりそうだ。 しかし、民活で行われる市場やレストランなど、一般市民が最も利用する施設やその運営方法などはまだ決まっていない。 この運営の方法如何によって、これらの施設が十分活かせるかどうかが決まる。 今回供用される施設の設計にも一部関わっていたので、工事関係者として開館式に招待された。 市長があいさつで述べた食育・花育に関する基本理念は賛成だが、それを具現化するための具体的な方策がこれから重要となる。
〈今日オープンした食育・花育センターのアトリウム〉
〈今日はあいにく朝から雨降りとなった。〉
〈式典が行われたアトリウムの内部〉
〈アトリウムには集成材だが木が多く使われている。〉
〈アトリウムの他、情報展示、食の体験展示、花の相談、調理、図書などの各コーナーがある。〉
〈アトリウムに植えられている大きな木は、新潟には何のゆかりもない「シマトネリコ」。全く必然性を感じられない。地産の植物を扱う施設でなければまだしも、非常に違和感を感ずる。当社の設計と思われると困る。今回は建物とその内部展示には全く関わっていない。今回当社は外構や園地関係の設計だけであった。〉