たむたむの独り言

写真を中心にした情報です。

朝日山系金目川

2011-10-27 07:31:13 | Weblog

2011年10月26日(水)、朝日山系生態林保護地域の調査で昨日から山形県小国町の金目川上流域に来ている。 もう山の木は落葉してしまっているかと思ったが、幸いこの地域はまだ紅葉も残っていた。 昨日は一日中冷たい雨の中の作業ですごく寒かったが、今日は曇りがちながら、どうにか雨に降られることなく作業ができた。 調査地点までは道がなく、車を停めた林道から、蛇行する金目川を何回も渡りながら30分ほどかけて上流に遡って行かなければならない。 胴長をはいてやっと渡れるような場所も何ヶ所もあり、これ以上水位が上がると現場には行くことはできない。 作業中に雨がひどくなると戻れなくなる恐れがある。 

 現場は60~70年生のスギ林であるが、やっと育ったスギを今度は落葉広葉樹林に誘導するのが目的の調査である。 最近は国有林も生態系保護地域などの豊かな自然を保全していくような地域では、スギ林を落葉広葉樹が優占する天然林に近い植生に復元して行こうとしている。 であれば、現在のスギ林を伐採して収穫してから行えば良いのにと思うのだが、それをすると自然保護団体等がうるさいため、徐々に天然林に誘導していきたいというのが本音らしい。 どうせ最近は管理も行っていないのだから、放っておけば自然と落葉広葉樹林に変わっていくと思うのだが…。 だがしかし、我々は仕事だからありがたくやらせてもらっている。

〈冷たい雨が降る金目川。朝日連峰を源流として荒川に注ぎ日本海に流れる。〉

〈蛇行する川を何回も渡りながら上流に進む。〉

〈快晴なら紅葉がもっときれいだったのに残念!〉

〈調査対象地のスギ林。いい木を抜き切りして利用し、あとは放っておけば落葉広葉樹林に戻るだろう。〉


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新月伐採 | トップ | 孫その2の七五三 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事