2016年7月30日(土)、31日(日) 今回は晴れると思っていたが、お昼ころから突然激しい雨となった。 幸いちょうど尾瀬沼ビジターセンターに着いたところだったので最高潮の土砂降りに叩かれるのはまぬがれた。 しかし夕方には見晴十字路の休憩所で自然保護官と待ち合わせているので雨の中見晴しに向かった。 沼尻を過ぎる頃から雨は小降りとなる。 もうすぐ見晴十字路に着く下りの登山道で、同行の女性スタッフが濡れた木道でスリップして転倒、尾骶骨をしこたま打ってしばらく動けなくなってしまった。 何とか見晴十字路にたどり着いたがかなり痛そうだ。 休憩所の展示設営の仕事は後回しにして、とりあえず山小屋で休むことにした。 夕食後に仕事を終え、暗くなった空を見上げたが今日も星は見えそうに無い。それどころかまた小雨が降ってきた。 ここ数年、尾瀬には10回以上来ているが、一度もきれいな星空を見たことが無い。 翌朝は多少雲はあったが雨の心配はなさそうだった。 しかし、この後、彼女は再びとんでもない不運に襲われた。 温泉小から段吉新道を御池に向かっていたとき、登山道脇にあったキノコの写真を撮ろうとしてしゃがんだのがどうやら地蜂の巣の上だったらしい。 彼女は「今回のルートはもう二度と通りません」と泣きべそをかきながら言った。
〈早朝の見晴十字路から至仏山を望む。〉
〈見晴十字路の山小屋の背後に聳える燧ケ岳〉
〈燧裏登山道の上田代から平ヶ岳方向の空を仰ぐ〉
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