昨日の日経サイエンスで、蚊を大量に生産する工場のことを知り、ビックリし、感動しました。
蚊は、デング熱やマラリア、ジカ熱、日本脳炎など、感染症の病原体の運び屋となって、人の血を吸う時に
感染症の病原体を人の身体に移す。熱帯地方中心に、間接的に、人間を、最も多く殺しているのです。
殺虫剤で蚊の害を減らそうとしても、殺虫剤に耐性を持つ蚊が増えており、困っているのです。
最近の研究で、蚊を、ボルバキアという細菌に感染させると、その蚊は、体内で、デング熱などのウィルスや
マラリアの寄生虫などの増殖を抑えるようになることが解り、その菌に感染させた蚊を、工場で大量生産し、
野に放つのです。蚊全体にボルバキアの感染が広がり、デング熱やマラリアの増殖が阻まれた蚊に刺されても
病気になる割合を、かなり小さくすることが出来る、ということなのです。
インドネシア・ジャカルタ市の調査では、ボルバキア蚊を放った地域は、放たなかった地域より、デング熱の
発生率が77%減り少なく、入院率は86%少なかった、という結果だった。
ボルバキアに感染した蚊の子供は、ボルバキアに感染して生まれる、ということのようです。
今年の末には、ブラジルに、世界最大の「蚊の工場」が動き出す予定とのこと。
「菌を以って、菌を制す」スゴイですね。研究者の皆様に、感謝、拍手です。
ウォーキング中に出会った花。
3月4日、「今日は何の日カレンダー」より ミシンの日、三線の日(沖縄県の琉球放送)、円の日(1869)
▲藤原頼通が宇治の平等院鳳凰堂を完成(1053)▲鶴岡八幡宮、炎上 (1191)▲前野良沢・杉田玄白らが腑分け
(人体解剖)を見学(1771)▲ワシントン、初の大統領就任式(1801)▲江戸芝の大火(丙寅の大火)(1806)
▲著作権法公布(1899)▲宝塚歌劇が戦時下休演、さよなら公演にファン殺到(1944)▲第1回アジア競技大会が
インドで開催(1951)▲十勝沖地震。死者28人、行方不明者5人(1952)▲高見山大五郎、外国人初の関取に。
引退まで、幕内出場1430回と史上1位、1980年には、日本帰化(1967)▲高野連、金属バットの使用許可
(1974) ▲衆議院小選挙区比例代表並立制などの政治改革関連4法案成立(1994)▲ソニー家庭用ゲーム機
プレイステーション2発売(2000)▲ロシア大統領選でプーチン氏当選(2012)▲イギリス亡命中のロシア
元情報局大佐、娘と共に意識不明で発見される(2018)