今日はハロウィン。例年ハロウィンで賑わう渋谷も、コロナで自粛。
芸術文明史家の鶴岡真弓さんによると、
ハロウィン(万聖節)は、古代ヨーロッパ「ケルト文化」の「万霊節」に由来しているとのこと。
なぜ10月末なのか。
「北ヨーロッパの冬は厳しく、10月末頃は、木枯らしが吹き始め、家畜や作物が育たない「冬=死」
の季節が始まる時期。古代中世では、来年5月の太陽の復活まで無事に生きられるかどうかという厳しい
状況だった。
だから、人々は、太陽の復活まで、生き延びるために、祖先の霊を敬い、祖先の霊とともに行きぬこう
という、厳かな「供養の夜」であり、全てが生まれ変わる「新年への大晦日(10月31日)として、身も
心も清め、祖先を思い、供養のための『魂のケーキ』を焼いて祈った。静かで厳かな夜だった」とのこと。
ハロウィンは、日本のお盆と同じで、祖先の霊が戻ってくると信じられていた。
ところが、祖先の霊と一緒に、悪霊もやってきて、作物を不作にしたり、子供をさらったりなど、「悪さ」
をするので、悪霊を追い払うために、恐ろしい仮面で脅かしたり、火を炊いたとのこと。
やがて、キリスト教圏に広がり、宗教的な意味合いが薄れた。日本では、キリスト教を信じていなく
ても、クリスマス同様、ハロウィンもお祭り騒ぎのイベントになってしまった。
「生きている人間だけが、地球の主人公だ、と、思い込んでいる現代人」が、祖先の霊を敬うというより
「今」を楽しむ気持ちが強くなったからか、
神が、コロナを差し向け、
「人間どもよ、あまりハシャギ過ぎないように」と、レッドカードを出しているのかも。
ウォーキング中に出会った花雲。
10月31日、「今日は何の日カレンダー」より
世界勤倹デー(国際貯蓄銀行協会1925)、ガス記念日(日本瓦斯協会1972)、ハロウィン、そばの日(毎月)
▲横浜でガス灯が点灯され、日本のガス事業の幕開け(1872)▲自由民権運動を弾圧する政府に対し、
旧自由党員が中心になり、秩父で 大規模な反乱(秩父事件)(1884)▲初の外国野球チーム招待試合(1907)
▲東京のダンスホール閉鎖(1940)▲日本記者クラブ結成(1969)▲昭和天皇在位50年で初の公式記者会見。
「原爆投下は戦時中でやむを得ぬと思う」と発言(1975) ▲VHS方式ビデオТレコーダー発売(1976)
▲インド・インディラガンディー首相暗殺(1984)▲鉄道創業の地汐留貨物駅廃止(1986)▲三菱地所
NYロックフェラーセンター買収(1989)▲イラク武装解除中断(1998)▲エジプト航空墜落203名
死亡(1999)▲夫婦別姓超党派で民法改正案提出(2003)▲第3次小泉内閣発足(2006)▲世界人口
70億人突破(2011)▲1ドル=75.31円、戦後最高値(2011)▲試行中のスペース2墜落1人死亡
(2014)▲首里城火災(2019)