スイスの、公共部門の汚職を調査する非政府組織(NOG)トランスペアレンシ―・インターナショナルは、
1月30日に、2023年の世界各国の、腐敗度ランキングの調査結果を発表した。
腐敗度とは、役人(公職者)が、ワイロ貰ってワイロをくれた人や会社などに有利なハカライをしたり、公金を横領するなど、いわゆる汚職の横行度合いを、点数化したものです。
ビックリしたのは、プーチンの侵略戦争に、国を挙げて抵抗、戦っているウクライナが、180カ国・地域中、
104位で、前年の116位からは改善されたが、わずかの改善で、EU加盟水準には遠いのだそうです。
67位のブルガリアぐらいまで、改善しないとダメらしい。
ウクライナが、ソ連崩壊後、「汚職大国」だったとのこと、これまたビックリ。
ゼレンスキー大統領は、ワイロを貰った(収賄した)公職者を追放する、など、腐敗対策を加速させているのですが、国防省幹部など多くの高官が逮捕されたのに、徴兵や軍の調達、公共事業に絡む汚職が後を絶たない、というのです。
1月27日にも、ウクライナ保安庁は、兵器調達に当る国防関係者が、60億円ほど横領したと、摘発している
ようです。
米欧など、ウクライナを支援している国々や世界世論が、ウクライナ離れすることを止めるために、
ゼレンスキー大統領は、国内でも、汚職役人とも戦っているのです。
プーチンも、海外に隠し持っている貯金など財産を持っていたが、経済制裁で、封印されてしまったようです。
日本の汚職度ランキングは、16位で、前年と変わらないけれど、自民党のパーティー裏金脱税事件で、来年は
ランキングが、下がるのではないでしょうか。
ロシアは、前年137位から、141位に悪化。戦時経済への移行で、国家統制が強まり、公職者の汚職がはびこりやすいらしい。
1位はデンマーク、次いでニュージーランド、フィンランドなど。北欧勢が上位を占めているようです。
2021年データでは、米国は24位、韓国は、31位、中国65位、混乱中のミャンマー157位、アフガン150位。
石川五右衛門が、釜ゆでの刑の時、辞世の句、自分が死んでも、この世からドロボウは無くならない、という
「石川や 浜の真砂は 尽くるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」、人間のサガ(性)というかゴウ(業)というか、を、汚職ランキングで、思い知らされました。
1月31日、「今日は何の日カレンダー」より 路面電車の日、そばの日(毎月末日)
▲陸軍練兵場跡地、日比谷公園に(1893)▲日本初の電気鉄道、京都電気鉄道が開業(1895)▲スターリングラード
でドイツがソ連に降伏(1943)▲GHQが2・1ゼネスト中止命令(1947)▲中共軍が北京に入城(1949)▲第7回
冬期オリンピックで猪谷千春が日本初のメダル(銀)を獲得(1956)▲米、初の人工衛星打ち上げ成功(1958)
▲アラビア石油、油田開発成功(1960)▲東京世界一の一千万人都市(1962)▲日本赤軍とPFLPのゲリラが
シンガポールの石油精製所爆破(1974)▲鹿児島で初の五つ子誕生(1976)▲江川卓阪神入団、巨人小林繁と即日
トレード(1979)▲東急百貨店日本橋店閉店(1999)▲東電柏崎原発で検査データねつ造発覚(2007)▲元横綱
大鵬に国民栄誉賞(2013)▲福島第一原発廃止(2014)▲スーパームーンの皆既月食(2018)▲イギリスが
EUから離脱(2020)