平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い861 ゴキブリの知恵、平和主義

2017-07-31 09:15:36 | 日記
      平和への希い861 戦後72年  
    ゴキブリの知恵、平和主義  2017.7.31.
7月29日の日経夕刊、「明日への話題」で龍谷大学農学部伏木亨教授がお書きになった「戦わずして」と
いうお話しに、思わず「う~ん」とうなってしまいました。
伏木先生が30年前にお読みになり、衝撃を受けられた欧米の科学雑誌の論文。
論文の筆者らは、2匹のゴキブリをカップに入れ、戦わせた。
最初は両者睨み合っているが、触覚でコミュニケーションをするらしく、すぐにどちらかがひっくり返って
腹を見せ、全面降伏する。戦わずして勝敗が決まり、どちらも負傷しない。何匹かを対戦させても同じ。
ゴキブリの体臭に含まれている4種類の化学物質の「におい」が、優劣を決めると言うのです。
自分より強い「におい」物質を振りかけられると、降参。

伏木先生は、
「ゴキブリのシステムには考えさせられる。戦わずして勝負を決するなんて、実にエレガントな文化だ。
無駄な血を流さない。さすが、何億年もしぶとく生きながらえてきた種の知恵だ。(中略)
人間のすることは、どうもきな臭い方向に向かうようだ。軍拡競争もしかり。ゴキブリの知恵に学ぶ、
スマートなコミュニケーションの道具はないものだろうか」

と結んでいらっしゃいました。
金・北朝鮮も、トランプ・アメリカも、「威嚇」「軍拡」の挑発戦で、戦わずして勝負を決したいのだろう
が、どう見ても、ゴキブリのようにスマートなコミュニケーションとは言えない。

「話し合い」による、スマートな平和的解決しかないのです。テロだって同じ。
ボタン一つで、勝負を決するどころか、戦争当事国の衰亡ばかりではなく、人類滅亡に繋がるのです。
人類が滅亡しても、平和主義のゴキブリは生き続けるのでしょうね。
ウォーキング中に出会った花々です。

7月31日「今日は何の日カレンダー」より
パラグライダーの日、こだまの日、蓄音機の日、そばの日(毎月)
▲日露戦争、終わる(1905)▲サン・テグジュペリ、没。パイロットであった彼は搭乗していた飛行機と
 ともに行方不明に。享年44歳(1944)
▲戦後初の民間航空会社、日本航空設立。運航はすべて外国の会社を使うことが条件(1951)
▲日本最古の市電・北野線(京都)が廃止に(1961)▲北陸トンネル貫通(1961)
▲東京・山手線に冷房車初登場(1970)▲松下電器工業が真空管の生産を終了。真空管、姿を消す(1979)
▲日本男性の平均寿命80歳を超す(2014)▲千代の富士、没(2016)

平和への希い860 むなしい、「最高の圧力」

2017-07-30 10:13:02 | 日記
       平和への希い860 戦後72年  
    むなしい、「最高の圧力」   2017.7.30.
29日未明、北朝鮮が、アメリカ本土に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験に成功したらしい。
例によって、安倍総理や菅官房長官が、「国際協調による最高の圧力を」とむなしいけれど、言わなければ
ならない辛さは解るのですが・・・。
世界警察を任じていたアメリカが、イラク・フセインを抹殺したいがために起こした、「化学兵器有無」
のガセネタ戦争で、すっかり色あせてしまった。

その間隙を縫って、北朝鮮やイランなど、国連安全保障理事会の決議なんて「屁」とも思わず、核兵器だ
ICBMだと開発に熱中。イランは、オバマ時代に話し合いで「核開発」中止することになったが、
対イラン強硬のトランプ大統領の出現で、ICBM開発など始めた。トランプの脅かしにも
「自国の防衛のことに干渉する権限は無い」とケンモホロロ。

武力を背景に「脅かせば脅かすほど」、武力による応酬が激しくなっているのです。
米ロ中はじめ核保有大国が、「俺達も人類滅亡に繋がる核兵器を廃絶するから、あなた方も止めようよ」
という話し合いにならない限り、むなしい表明が続くのです。

唯一核被爆国である日本、アメリカの核の傘の下にあるからと、「核兵器廃絶に対する姿勢がなっていない」
と世界の笑い者になっています。
クソの役にも立たない、『最高の圧力』なんて言っているのではなく、
核保有大国に「皆さん方が、その気になって、『核廃絶』を決意し、実行しなければ、北朝鮮やイランなどを
納得させられませんよ」

と言うべきなのです。唯一核被爆国である日本だからこそ、言えることなのです。
ウォーキング中に出会った花々です。

7月30日「今日は何の日カレンダー」より
プロレス記念日、ナミの日、東北自動車道全通記念日、明治最後の日、みその日(毎月)、土用の丑
▲北里柴三郎、ペスト菌発見(1894)▲明治天皇崩御(1912)▲日本プロレスリング協会結成(1953)
▲自衛隊のジェット機、雫石町上空で全日空機と衝突。全日空機の162名死亡(1971)
▲沖縄県で交通ルール、車は左に変更(1978)▲古賀政男に国民栄誉賞(1978)
▲台風6号により九州で暴風雨被害。死者29名。家屋損壊110戸。浸水38000棟(1973)
▲東北自動車道、浦和~青森間全通(1986)

平和への希い859 平均寿命最高と政治責任

2017-07-29 11:16:48 | 日記
       平和への希い859 戦後72年  
    平均寿命最高と政治責任   2017.7.29.
激動の世界状況下、次元が低いゴタゴタで政治が混迷している日本ですが、平均寿命は過去最高世界第2位。
喜ばしいことなのでしょうが、今年の誕生日で後期高齢者の仲間入りする気持ちとしては複雑。
国民医療費が40兆円を超え、社会保障制度の維持していくべき政治が、選挙で勝つために、「社会保障
制度の財源である『消費増税』を、『絶対実施する』と言っていた安倍総理が『新しい判断』と言って、
延期してしまった。

「その場主義」で、若い人達の負担や将来に対する希望なんて考えてもいない。
傾聴ボランティアで、特養などいろいろな施設にお邪魔して、マイナスから始まった戦後復興を担って来た
皆様のお話しを伺っているのですが、「こういう施設でお世話してもらってありがたいです」という感謝の
お気持ちとともに前向きに俳句や習字、歌などに取り組んでいらっしゃる方々には、私の方が元気づけられる
のですが、無表情で全くお話しできない方々や身動きできずに「うずくまって」いらっしゃる方々などとの
「暗黙の会話」には辛いものがあります。「お気持ちに寄り添う」ことの大切さを頭では解っているのですが、
途方にくれて、自分を持て余しているのが、偽らない心情です。
このような方々にも「選挙権」はあるのです。棄権せざるを得ない「選挙権」なのです。
平均寿命が延びるということは、今後、私も含めて、選挙という唯一政治への意思表示をするチャンスを失う
人が増えるのです。18歳以上に選挙権は実現しました。

政治には、若い方々が将来に希望を持て、平均寿命が延びることを喜べる国にする責任があるのです。
「その場主義」を許してしまったのには、選挙権を行使できる私達一人一人にも責任があるのです。
ウォーキング中に出会った花々です。ブルーベリーも。

7月29日「今日は何の日カレンダー」より
アマチュア無線の日(日本アマチュア無線連盟,1973)、肉の日(毎月)
▲高田屋、エトロフ航路開く(1799)▲パリ凱旋門完成(1836)▲ゴッホ、ピストル自殺(1890)
▲アメリカ・ニューヨークで人工呼吸装置、第1号(1927)▲オリンピックロンドン大会、日本不参加(1948)
▲両国の花火大会17年ぶりに復活(1978)▲高島平団地で自殺者相次ぎ投身防止フェンス(1980)
▲英皇太子チャールズとダイアナ結婚(1981) ▲イチロー日米通算3000本安打達成(2008)

 平和への希い858  「一線を超える」

2017-07-28 09:49:49 | 日記
      平和への希い858  戦後72年  
    「一線を超える」   2017.7.8.
「一線は超えていません」と今井参議院議員等お二人が、何でああまで固執して主張するのか不思議。
森友学園疑惑で、財務省担当に「どうなっていますか」と昭恵夫人の秘書。「百万円の寄付はしていません」
「名誉校長は辞退しました」だから「一線は超えていません」と言いたい安倍ご夫妻と政府重鎮。

加計学園疑惑では、「知らなかった」「記録が無い」「記憶が無い」のだから、十数回のゴルフや
焼肉食事があっても、加計理事長との「一線は超えていません」と言いたい安倍政権と自民党。

一方、「一線は超えられなかった」方々。
南スーダン国連平和維持活動(NPО)の日報問題で、「廃棄」いや「ありました」のお騒がせ。
稲田大臣等省内トップで「非公表」と決めていたが、「防衛省内の世論という一線」超えられず、稲田大臣
は辞任へ。

都議選で惨敗の蓮舫民進党。
野田幹事長が責任を取って辞任、しかし後任者問題で党内ぎくしゃく、「複雑な寄せ集め集団の一線」を超え
られず、あえなく辞任する蓮舫代表。

激動の世界状況下、次元が低いゴタゴタで政治が混迷している日本。
「こんな筈じゃなかった」と思って悔やんでも、選挙で「安倍1強の一線」を越えられなかった私達にも大きな責任が。
ウォーキング中に出会った花々です。

7月28日「今日は何の日カレンダー」より
菜っ葉の日、乱歩の日(乱歩忌)、にわとりの日(毎月)
▲オーストリアセルビアに宣戦布告第一次世界大戦勃発(1914)▲アムステルダム五輪日本初の金メダル(1928)
▲江戸川乱歩、死去(1965)▲ラジオ受信料廃止決定(1967)▲「免田事件」の無罪確定(1983)
▲ロサンゼルス五輪、ソ連不参加(1984)▲ペルー、フジモリ大統領就任(1990)

平和への希い857  「そんたく(忖度)汚職」

2017-07-27 09:36:38 | 日記
       平和への希い857  戦後72年  
    「そんたく(忖度)汚職」   2017.7.27
24日は衆議院、25日は参議院、国会閉会中予算委員会での審査も終わり、加計学園疑惑は深まるばかり。
疑惑に繋がる不都合な記録は「無い」、不都合な記憶は「記憶に無い」。
安倍総理は、都合悪くなったらしく、「過去の国会答弁」まで「整理不十分だった。厳密さを欠いていた。
お詫びして訂正する」と、あっさり取り消した。

これ等のみっともない「国会中継」を見せられて怒り心頭の国民をよそに、自民党は「総理の指示など介入は
無かったことがはっきりした」と、国民をバカにした表明で、幕引きにしたいようだ。
安倍総理が、盟友加計理事長と、「加計学園が事業主体」の今治特区が決まった今年の1月までに、ゴルフだ
焼肉だ、と十数回にわたる親交があったのに、「加計学園が事業主体」だったことを「知らなかった」って、
シラを切る。ますます、疑惑を深めた。

「知らなかった」「記録が無い」「記憶が無い」ということは、
安倍総理が、盟友加計理事長の意向を「忖度」し、安倍総理の意向を山本大臣(地方創生)や内閣府の重鎮が
「そんたく」した、「そんたく汚職」ということになる。

森友学園疑惑と言い、加計学園疑惑と言い、国会での水掛け論は止めて、解散総選挙で国民の「信」を問う
必要がある。

時間が経てば、「国民」は「いろいろな事件や異変など」で「記憶」が薄らいでいくと「タカ」をくくって
いるかも知れないが、「安倍総理自身と安倍政権」を信用できない、という事実は消えない。

今日は、ロッキード汚職で逮捕された田中角栄氏にちなみ、「政治を考える日」なんだそうです。
ウォーキング中に出会った花々です。

7月27日「今日は何の日カレンダー」より
政治を考える日
▲徳川家光、第3代の征夷大将軍に任ぜられる(1623)▲幕府が歌舞伎役者・前髪の少年・踊り子が女性の家に
出入りすることを禁じる(1694)▲近藤重蔵(28)が、ロシア人居住の進む択捉島に「大日本恵登呂府」の標柱
を立てる(1798)▲ゴッホがピストルで自分の胸を撃って自殺をはかる。すぐには死ねず歩いて帰るが2日後
に死亡(1890)▲朝鮮戦争休戦協定調印(1953)▲東京に初の光化学スモッグ注意報(1970)
▲田中角栄元総理、ロッキード事件で逮捕(1976)▲教科書の「歴史改ざん」に中国抗議(1982)
▲14歳の岩崎恭子、バルセロナオリンピック女子水泳200m平泳ぎで金メダル。競泳史上最年少の金(1992)