平和への希い3785 国際女性デー

３月８日は、国際女性デーでした。

１９０８年３月８日、ニューヨークで、女性労働者たちが、労働条件の改善と女性参政権を求めて立ち上がったデモが、きっかけで、その後各国で、政治・経済・文化・スポーツなど、すべての分野で、男女平等を実現する運動が強まって、１９７５年に、国連が正式に「３月８日を国際女性デー」と制定したのです。

政治経済など、各分野で、男女不平等を示すのが、ジェンダーギャップ指数。

日本は、１４６カ国中、１１８番目と、男女平等（ジェンダー平等）では、後進国なのです。

北欧などが、男女平等先進国で、多くの国は、３月８日を国民の祝日にしているようです。

イタリアでは、３月８日は、国中、ミモザで黄色になるらしい。

ミモザの花言葉は、「感謝」「友情」「真実の愛」ということで、日頃の感謝を込めて、男性から女性へ、女性同士でもミモザを贈り合うのです。

国際女性デーは、女性の権利と政治的・経済的達成を祝福し、ジェンダー平等の実現に向けて行動を促す日にしているのです。

ロシアでも中国でも、多くの国と同じように、３月８日を特別な日として祝っています。

さすが、ジェンダー平等後進国の日本、国民的な行事どころか、チョコのバレンタインデーの大騒ぎの足元にも及ばないのです。

フジテレビの、女性アナの献上（？）問題、セクハラ裁判で弱者となっている女性、など、ジェンダー平等以前の問題がいっぱいの日本。

３月５日の、日経「春秋」で、女性の人権侵害の最たる「レイプ」を取り上げていました。

ジェンダー平等トップクラスの、ジェンダー先進国アイスランドのレイプ発生率は、１０万人あたり６９件、

日本は、１０万人あたり１件、の不思議。

日本では、恐怖心や羞恥心や徒労感などで、被害を届け出ないことが多く、闇に葬られている件数が隠れているので、１０万人に１件は、喜べるどころか、おそろしい数字なのです。

自らの「性被害」を追った、伊藤詩織監督の映画「ブラックボックス・ダイアリーズ」は。米アカデミー賞を逃したが、評判は高い映画です。

しかし、日本では、事件で監督を支え、民事訴訟で勝利に導いた女性弁護士の隠し撮りなど、「許諾無く使われた場面」が問題と、日本国内での上映が決まっていないのです。

なんか、弁護士の隠し撮りした行為が、レイプした悪い奴の犯した卑劣な行為と同じに扱っているようで、

気に喰わない。

性犯罪の立証は、犯した側と犯された側の、言い分しかない。「同意の下だった」「同意していない強姦だった」の水掛け論が、裁判所で繰り広げられ、あげく、決定的な証拠がないからと、疑わしきは罰せずで、卑劣野郎は無罪になってしまい、被害者は、ボロボロになってしまう。

それではと、被害者が、おとりになって、同じ卑劣野郎に、隠し撮りしてまで、「証拠」を突きつけたい、と

映画にして、世論に訴えたのです。隠し撮りは、裁判所では、証拠として取り上げてくれないからです。

日本国民は、国際女性デーを、国民の休日にしなくても良いから、伊藤詩織監督の思いを重く受け止め、もっと、ジェンダー後進国から抜け出るために考え行動する日にしないといけない、と老ゴマメ、残った歯で、歯ぎしりしました。

３月１２日、「今日は何の日カレンダー」より　サンデーホリデーの日、サイフの日、パンの日、豆腐の日
東大寺二月堂お水取り(奈良市東大寺二月堂)(3/12～3/13)、

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