平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い586 「法的な意味における『武力紛争』は発生していない」

2016-10-26 10:16:06 | 日記
   平和への希い586 戦後71年  
「法的な意味における『武力紛争』は発生していない」  2016.10.26.

10月25日、政府は、南スーダンへ、国連のPKО(Peace Keeping Оperation=平和維持活動)
のために派遣されている陸上自衛隊の派遣期間を5か月延長決定した閣議に合わせ、発表した内容の
一部が、「南スーダンでは、法的な意味における『武力紛争』は発生していない」なのです。
憲法9条の
「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、『国際紛争』を解決する手段としては、
永久にこれを放棄する」に抵触していないと言いたいのです。

新安保法の中にある「集団的自衛権」では、同盟国や国連軍などが攻撃を受けたら、日本が攻撃を
受けたものと見做して、攻撃した相手に武力行使できることになったので、憲法9条との整合性に
神経をとがらせているのです。憲法9条を改悪したいのです。

だから、南スーダンで起こっていることは、『武力紛争』ではなく『衝突』だと言い張って、何が
何でも自衛隊に「新しい任務」即ち「集団的自衛権」に基づく、武力攻撃での貢献を世界に示したい
のです。

集団的自衛権が成立以前は、武器使用できなかったので、後方支援しかできなかったのです。
日本はこういう詭弁で、国民が騙され、戦争に巻き込まれた苦い経験があります。
武力行使で、相手側の人を殺せば、殺された相手側は、日本を敵と見て戦争やテロに巻き込むのです。
安倍政権の詭弁は、国民を戦争やテロに巻き込むのです。
誤魔化されないようにしっかり見張って行く必要があり、平和憲法を絶対守らなければなりません。

ウォーキング中に出会った花です。

10月26「今日は何の日カレンダー」より
▲旧ソビエト成立(1905)▲伊藤博文、ハルビンで射殺される。狙撃者の抗日運動家・安重根はその場で
 逮捕(1909)▲ベトナム共和国成立(1955)
▲茨城県東海村の日本原子力研究所で日本初の原子力発電成功(1963)▲JR東日本が上場(1993)


平和への希い585 IT(情報技術)が、国家による国民を管理する道具に

2016-10-25 10:40:44 | 日記
   平和への希い585 戦後71年  
IT(情報技術)が、国家による国民を管理する道具に 2016.10.25.

日経10月25日の「GLOBAL EYE」によると、独裁色が強い大国や紛争国などは、ITを使って
Twitterやフェイスブックなどを含むSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などから
個人情報を盗って、国民を管理したり、サイバー攻撃の道具にして国策に利用しようというのです。
北大西洋条約機構のサイバーセンターによると、
「ウクライナでは、偽名を使ったフェイスブックのアカウントといった様々な手段で反ロシア活動家
に近づき、集めた個人情報を使って打撃を与える手法が確認されている」とのこと。

イランでは、
「サイバー攻撃で盗んだ個人情報により、イラン国内外の民主化活動家に打撃を与える活動が活発に
なっている」ようです。

中国では
「SNS上のデータを集め、国民の従順度を含むデータベースを構築し、共産党の政策にどのくらい
近い考えを持っているかを診断するとみられる。」締め付けが一層強化されそうです。

米ヤフーで5億人分のアカウントが流失した件は、ロシア政府の息がかかったハッカーによるもので、
米大統領選でロシアに都合よい結果になるよう利用するつもりだったようです。
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などネットの力が後押しして、「アラブの春」の
民主化運動が始まってからもうすぐ6年。平穏に治まっている国よりも混迷を増している国が多く、
多くの市民が戦禍で生命の危険に晒され、生活の基盤を失っていることに胸が痛みます。
アラブの春を後押ししたIT(情報技術)が、国家による国民を管理する道具に「進化?」して
しまっていることに、ヒトラーや日本軍部ファッショの恐怖を感じます。
平和への行程がますます複雑になっていくようで悲しく残念です。

ウォーキングちゅうに出会った花です。

10月25「今日は何の日カレンダー」より
▲島原の乱(1637)▲「君が代」完成 (1880)▲神風特攻隊、レイテ沖海戦出撃(1944)
▲戦後最初の国内民間航空会社としてこの年設立された日本航空が、 東京~大阪~福岡間の運航を開始。
一番機「もく星号」はノースウエスト 航空への委託運航(1951)
▲世界バレーボール選手権で「東洋の魔女」日本女子チーム優勝(1962)▲リサイクル法施行(1991)

平和への希い584  生産増大の「違法アヘン」がイスラム過激派の資金源

2016-10-24 10:03:04 | 日記
   平和への希い584  戦後71年  
生産増大の「違法アヘン」がイスラム過激派の資金源  2016.10.24.

国連薬物犯罪事務所(UNОDC)が10月23日に発表した「違法アヘン」生産見通しにビックリ。
世界に流通する「違法アヘン」の9割が、アフガニスタンで生産されていること。
今年のアフガンにおける「違法アヘン」の生産量が昨年比43%増加する見通しであること。
治安状況悪化が、アヘンの原料となるケシの違法栽培拡大に拍車をかけていること。
国連団体やアフガン政府によるケシ栽培根絶運動は大きく後退していること。
「違法アヘン」による収入は、反政府勢力タリバンなどイスラム過激派組織の資金源になっていること。

アヘンが人間をボロボロにすることがわかっていながら、「使う(買う)人」が多くいるということ。
アヘンが人間をボロボロにすることがわかっていながら、「生産する人」が多くいるということ。
アヘンが人間をボロボロにすると同時に、戦費やテロ活動の資金源となり、多数の人を殺戮していること。

人間のサガ、業の深さに今更ながら驚いています。
平和の難しさは、人間自体の中にある問題とつくづく思い知らされますが、人間自体の問題だからこそ
人間がその気になれば、平和実現ができるということです。難しい努力を続けることになりますが。

ウォーキングちゅうに出会った花です。

10月24「今日は何の日カレンダー」より
国連デー
▲フランスの三色旗制定(1790)▲西郷隆盛、参議辞職(1873)▲熊本で神風連の乱(1876)
▲ニューヨーク株式市場大暴落、世界恐慌始まる。暗黒の木曜日(1929)
▲太平洋戦争レイテ沖海戦(1944)▲マッカーサーによる、新聞の自由・独立勧告(1945)
▲国際連合憲章発効(1945)
▲南海・野村克也捕手、打撃三冠王に輝く(1965)

平和への希い583  「避けられない天災」と「最悪の人災」

2016-10-23 09:54:55 | 日記
  平和への希い583  戦後71年  
「避けられない天災」と「避けられる最悪の人災」  2016.10.23.

熊本地震、スーパー台風の襲来、阿蘇山はじめ各地火山の噴火、異常な猛暑日・真夏日数、鳥取地震
など、今年の日本は、自然災害のデパート、まさに「天災列島」です。
国宝熊本城の無残な崩落の姿が悲しいのに、鳥取地震では、倉吉市の白壁の土蔵・脇を流れる川、
古い商店・寺や墓地、美しい街並みが自然の力で痛々しい姿に。
被災地の皆様に、心からお見舞い申し上げます。
自然災害は、予知と準備で被害を出来るだけ少なくするしかないのですが、人智を超えて襲ってくる。

かたや、「最悪最大の人災」は戦争とテロ。
毎日伝えられる中近東やアフガンなどでの戦乱は市民を巻き込み続ける。各国の内乱や圧政による武力
抗争でも多くの市民が犠牲になっている。
結果、生命の危険に晒され、生活の基盤を失い、難民が急増する。

天災は避けられないが、人災である、戦争・テロは、人間が起こしているのだから、その気になって
「止めよう」とすれば、避けることが出来る筈。そのためには、「話し合いの場」という土俵が必要なの
です。
平和憲法を奉じる日本は、「話し合いの場・土俵」づくりにこそ貢献出来る立場にあるのです。
憲法9条を改悪し、集団的自衛権の行使し易くし、駆けつけ警護で「武力」を使って「人を殺す」、
殺された相手は、日本を敵とみなす。国民は否応なく、戦争・テロという最悪の人災に組込まれて行く。

私達国民は、強引・驕れる安倍政権を注意深く見張って行く必要があります。

志賀高原の紅葉です。

10月23「今日は何の日カレンダー」より
◆霜降(そうこう・二十四節気のひとつ。露が冷気によって霜となって降る)
▲江戸幕府、風俗統制のため女歌舞伎禁止(1629)▲征韓論敗れ、富国強兵推進へ(1873)
▲江戸幕府の五人組にならい、隣組制度化(1935)▲第一次オイルショック(1973)
▲江崎玲於奈、ノーベル物理学賞受賞(1973)

平和への希い582  「話し合いの場」は、戦争・テロの泥沼を無くす平和への入り口 

2016-10-22 08:45:23 | 日記
    平和への希い582  戦後71年  
「話し合いの場」は、戦争・テロの泥沼を無くす平和への入り口  2016.10.22.

帯に短し襷(たすき)にも短すぎる、米の低レベル大統領選をしり目に、シリアでは、ロシア軍と
シリアアサド政権軍が、シリア北部の都市アレッポを空爆。25万人の市民は身動きできない状況で、
ロシア軍空爆でアレッポ東部地区は巨大な墓地になってしまっているらしい。

英国フィナンシャルタイムズによると、
「シリアのアサド政権軍は、内戦で例を見ない卑劣な手段に出ている。国際法で民間人への使用を
禁じている兵器を使用し、飲料水や食料供給を遮断。医療サービス要員を攻撃し、住民を餓死状態
へ追い込んでいる。」

シリア停戦については、米ロが、お互いに非難し合って、シリア停戦の枠組みを崩壊させてしまった。
米政府は、シリア停戦についてロシアと協議していたが、「ロシアが停戦を破った」として、停戦
協議を停止したのです。更に、
米政府が、ジューネブで、テロとの戦いについてロシアと話し合っていた人員まで引き上げてしまった
ので、頼みの綱の「話し合いの土俵」が無くなってしまった。
人道主義を旗印にしているアメリカが・・・。
シリアは、アサド政権と反体制派、イスラム国の三つ巴の武力抗争でますます先が見えない泥沼に。

いかなる言い分があろうとも、「話し合いの場」を無くしてはいけないのです。
「話し合いの場」は平和への入り口なのです。

志賀高原の紅葉です。

10月22「今日は何の日カレンダー」より
●京都平安神宮時代祭り
▲平安京遷都(794)▲庄内大地震(1894)▲石川県小松島大火(1932)
▲戦時中、志気高揚のための「愛国百人一首」選定(1942)▲パステルナークがノーベル文学賞を辞退(1958)
▲アメリカ、ソ連のミサイル基地建設に対し対キューバ海上封鎖宣言 (キューバ危機)(1962)
▲読売巨人軍、V9達成 (1973)▲国鉄、赤字ローカル線廃止にふみきる。北海道の白糠線が第1号に(1983)