『主婦の友』1960年2月号より、10歳のヴァイオリニスト佐藤陽子さんとお母さんの弘子(ひろこ)さんです。
↑ お母さんも音楽関係のお仕事をされていたのでしょうか?(調べます)
以下、記事です。
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少女バイオリニストの佐藤陽子ちゃん(10)は、子供とは思えないほど堂々と演奏するので評判。去る(1959年)11月6日、ソ連文化省から招かれて、お母さんといっしょにモスクワへ出発した。あちらでは、オイストラッフ、コーガンなど、世界的巨匠から直接指導を受けるという幸運に恵まれている。お母さんの弘子さんは、「コーガンさんからは、”陽子の音楽には心がある”とはげまされたのですが、みなさんの期待にこたえられるよう、一生懸命勉強させるつもりです」と、珍しい母子ぐるみ留学の決意を語っていた。
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↑ 可愛らしいけど10歳にしてはしっかりとした感じですね。彼女のこれからの波乱万丈な人生をいったい誰が予想...みんな予想してたりして(良い意味で)
↑ 1965年の帰国演奏会。ナウム・ワルテルはコーガンとよく一緒に演奏していたピアニスト。
↑ その9年後、高円寺の庭園にて
↑ なかなかの美女っぷりですね。(2枚の写真は『音楽の友』1974年1月号より)
そしてその2年後にはなんと、オペラ歌手に転身!
↑ マリア・カラスに弟子入り! 日本での初舞台は蝶々さん。『音楽現代』1976年6月号より。
ヴァイオリニストがオペラ歌手になるってあんまりないことなんでしょうね。こういう生き方、好きかも
【佐藤陽子さんは2022年7月19日に72歳でお亡くなりになりました】
母上は特別音楽関係のお仕事をされていた方ではなかったように思いますが、、、。
後に父上と離婚されたと聞いた覚えがあります。
大切な情報をありがとうございました!留学前の佐藤陽子さんが鷲見三郎氏と一緒にテレビ番組にに出演されていたんですね。
自分はネットで調べたところお父さんのことが少しわかりました。
どなたかがアップした少女雑誌の記事の中に、陽子さんのお父さんが仕事の関係でヴァイオリニスト鈴木鎮一氏に会ってアドバイスをもらい、3歳の娘をヴァイオリニストにすべく教育を受けさせる決心をしたようなことが書いてありました。離婚されたとは残念ですね。
少女漫画雑誌「マーガレット」の創刊号
http://blogs.yahoo.co.jp/tamatyannanatyan/GALLERY/show_image_v2.html?id=http%3A%2F%2Fblogs.c.yimg.jp%2Fres%2Fblog-32-ae%2Ftamatyannanatyan%2Ffolder%2F477617%2F72%2F7313172%2Fimg_1%3F1432100629&i=1
また、その後の同じ雑誌で
http://geechee11.rssing.com/chan-6779906/all_p7.html
(記事解説)「日本を離れてもう3年」 バイオリニストとして将来を嘱望される佐藤陽子
「マーガレット」創刊号でも佐藤陽子のことは取り上げられています。
同世代の少女としてそれだけ注目されていたんですね。(記事解説)
57年前は、海外がまだ遠かった上、10歳での渡航だったので大きな話題でした。
検索していただいてありがとうございます!
佐藤陽子さんはなかなかの美少女っぷりですね。森下洋子さんも載ってて驚きました。
当時はソ連に留学する女性ヴァイオリニストが多かったんでしょうか。前橋汀子さんや潮田益子さんもそうでした。
ところで昔の少女向け雑誌にもクラシック関係者が結構登場するんですね。要チェックです。
それに年齢も随分違っていたから、話題性にも富んでいたと思います。
私もこんなブログがあると知って、びっくりでした。森下洋子さんは少女雑誌のご常連でしたよ。
前橋・潮田ペア(?)がレニングラードに留学したのは1961年。しかもご両人とも当時既に20歳くらいでしたから、話題性ではまだ未成年の佐藤陽子さんにはかないませんでしたよね。。