食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

フランス料理とロシア料理

2017-05-11 06:00:06 | 日記

MSNニュースに「 フランス大統領選挙に際しロシアがサイバー攻撃をした。とアメリカが指摘する 」とありました。 ロシアよりの発言を繰り返していたルペンを援護するためか、マクロン陣営にロシアがサイバー攻撃を仕掛けた、というのです。 真実はいかに~ 堅苦しい政治の話はさておきまして、ロシア料理とフランス料理の関係についてのうんちくを傾かせてください。今から400年ほど前まで、ロシアはヨーロッパから取り残された劣等国でした。そこに登場するのがピョートル大帝。彼は何とかロシアを先進国にしたいと、いろいろな改革をしました。 フランスから料理人を招きます。それにより、ロシア料理は田舎風の料理から、洗練された都会の料理へと変貌を遂げていくのです。 さて、ロシアからフランスに帰国した料理人たちは、料理が冷めないよう( ロシアは極寒の地、以前から料理を温かい状態のまま口に入れる工夫がなされておりました )、一皿ずつ提供するというロシアのスタイルを自国に広めました。 そうなのです。フレンチのコース料理の原型はロシアにあったのです。 あしからず。


3153

2017-05-10 17:57:08 | 日記

昨日、ある方との打ち合わせで、上野駅前、ガラス張りビル31531階にあるロッテリアを使いました。 以前、「聚楽第」という、集団就職、ああ上野、の呼称がぴったりのレストランがあった場所です。 聚楽第、こてこての昭和、とびかう東北弁、最高の巨大食堂でした。 確か、ファミレスの先駆けだったと思います。 正直、コアな昭和ファンをして、その跡地に建てられた現代風の建築物に、少々肌触りの悪さを感じなくもありません。 ちなみに、この3153というビル、サン、イチ、ゴー、サン、ではありません。サイゴーサン、と呼んでください。 お父さんのためのワイドショー講座でした。 あしからず。 


口蓋扁桃部の白いできもの

2017-05-10 15:32:38 | 日記

先ほど、「 喉の奥に白いできものがある」とおっしゃられる患者さんがいらっしゃいました。 年齢は72歳、女性です。 拝見しますと、確かに左側口蓋扁桃部に、真っ白で玉のような小さい塊が数個できておりました。 初めて観る症例でして、よくわかりませんでしたので、白苔、膿栓、の可能性をお話しして、耳鼻咽喉科を受診されるように申し伝えました。 皆様のご参考になればと思い書き込んでみました。


レ・ミゼラブルの時代

2017-05-10 09:41:40 | 日記

フランスの大統領にルペンがならなくて、まずは一安心といったところです。 ルペンさん、海千山千のおばちゃんと思いきや、僕と同じ歳でした。 きざな物言いですが、近代以降、フランスの政治ほどドラマチックな歴史はありません。帝政(バリバリの皇帝、王様政治)と、共和制( 皇帝や王様なんか置かずに、みんなで協力して政治をしていこう)とを交互に繰り返し、現在は第五共和制の時代です。 先日、テレビで「映画、レ・ミゼラブル」を放映しておりました。 この映画は、フランスの第一共和制 → 第一帝政 第二共和制 第二帝政、とまさにフランスの激動時代を背景にしておりまして、僕もさほど詳しくはありませんが、そこを調べてから見直すと、感慨深いものがあります。 あしからず。

 


無題~

2017-05-08 21:18:17 | 日記

 今日、印象深い患者さんが数年ぶりにいらっしゃいました。 幼い頃にお母さんを亡くされ、プロサッカー選手を夢見て、高校卒業と同時に単身ブラジルへ渡られました。 夢叶わず、現在は土木作業の仕事に粉骨砕身されているようです。 静かな口調で淡々と話される彼の言葉が、不思議と僕の心に深く届くのです。 強い人だなあ~ 彼と接して常々そう感じます。 人の中には、その人特有の「強さ」があるような気がします。 ですから、必ずしも自分の精神性の強さを、人と比べたり比較したり、一喜一憂する必要はないのではないでしょうか。 寡黙な彼がそんなことを示唆しているような気がしました。 かびくさい話で失礼しました。 あしからず。