七草の「なずな」
私の父は明治31年農家の生まれ、そして私は7人目の末っ子。
子供の頃に教えてくれた七草の歌
「ななくさなずな とうどのとりが
にほんのくにに わたらぬさきに
トントントン」でした。
子供の頃、庭に放したニワトリを「とう とう とう」と追いたてました。
だから「とうどのとり」とはニワトリと思っていました。
「とうとのとり」が「唐土の鳥」と知ったのは大きくなってからの事。
実家でしていた通り有り合わせの青菜と小さく切った餅を入れたお粥。
歌いながトントンするのは恥ずかしくて、今年も黙ってトントンです。
お正月、父は「昔は白飯や餅はおおご馳走だったでな」と歌ってくれたのは
「しょうがつは ええもんだ
ゆきのような ままくって
こっぱのような ととくって
げたのはのよな もちくって
しょうがつは ええもんだ」
貧しかった昔、お正月は今よりもっと楽しみが多かったんだろうなと
思います。
ちょっと怖い明治の父でしたが、今ごろなっていろいろ思い出します。
七草の「すずな」

私の父は明治31年農家の生まれ、そして私は7人目の末っ子。
子供の頃に教えてくれた七草の歌
「ななくさなずな とうどのとりが
にほんのくにに わたらぬさきに
トントントン」でした。
子供の頃、庭に放したニワトリを「とう とう とう」と追いたてました。
だから「とうどのとり」とはニワトリと思っていました。
「とうとのとり」が「唐土の鳥」と知ったのは大きくなってからの事。
実家でしていた通り有り合わせの青菜と小さく切った餅を入れたお粥。
歌いながトントンするのは恥ずかしくて、今年も黙ってトントンです。
お正月、父は「昔は白飯や餅はおおご馳走だったでな」と歌ってくれたのは
「しょうがつは ええもんだ
ゆきのような ままくって
こっぱのような ととくって
げたのはのよな もちくって
しょうがつは ええもんだ」
貧しかった昔、お正月は今よりもっと楽しみが多かったんだろうなと
思います。
ちょっと怖い明治の父でしたが、今ごろなっていろいろ思い出します。
七草の「すずな」
