
JR柏原駅で降りるとすぐ近くに中山道が通っています。
中山道69次のうち60番目の柏原宿で、古くからの特産品は「もぐさ」。
街道を歩いて時々ベンガラ塗りの家をみかけると京に近いせいかしらと思います。
街道沿いの映画監督吉村公三郎の実家には祖父が柏原宿最後の庄屋だったと
立派な看板が立っていました。
昔々見た、京マチ子、原節子などの映画を思い出しながらのんびり。
緩やかにうねる街道沿いの軒が低く黒ずんだ建物に残雪が映えてどこかで見た
映画のシーンのようでした。
柏原中学校裏から SM

町はずれから右折して中学校まで来ると林の向こうにドーンと伊吹山。
道の両側に除雪された雪があるので車に注意しながらも山が見えればつい急ぎ足。
ずっと以前はでこぼこの農道だったのがまっすぐ舗装されて、ここにも「撮り鉄」さん
「撮り山」さんか、大勢のカメラマン。帰り支度の人、これから三脚立てる人など
それぞれ狙いが違うのでしょう。
見回せばここも男性ばっかり、あの重そうなカメラとバックと、三脚のせいでしょう。
狭い農道に私も100円ショップで買ったパイプ椅子を置いて、遅い昼食代りのあんパン
食べながら夕日までの時間にちょっとスケッチ。
変なおばぁさんだと思ったでしょうね。
5時15分まで粘ったのにこの日の夕焼けはほんの少しオレンジ色になっただけ。
真っ暗になると駅までの道が心配なので早めに店じまいして駅へ向かいました。
少しだけ夕景

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