
今日のタケノコ
庭の隅に大名竹(トウチク)を植えています。細くて節の間隔が長い竹で、本来はカメなどを埋めてその中に植えるものだそうです。それを地面にそのまま植えたので今の季節にはいたる所に細いタケノコが生えてきて、1年そのままにしたら庭は竹やぶになるほどの勢いです。ネットで見るとタケノコは食べられるとありましたが、アクが強くて私にはダメでした。そのタケノコが今年は少ない気がします。周りの木が大きくなり過ぎたせいかと思っていました。

下がっている「花」見えるかしら
ところが、竹の隣に笹のように小さく出てきた芽に花が咲いたのです。はじめは花とは思えない程、でもよく見ると1センチも無い薄い黄色のシベが下がっていていつか公園フラリエで見たことがある姿です。この時は新聞で話題になっていました。
ネットで「竹の花」を検索してみると「イネ科の植物なので花弁が無くオシベのみ、1本の竹の寿命はは10年から20年、竹は地下で繋がっていて竹林の寿命は60年から120年で花が咲くと竹林全体が枯れる、まれに種が出来る」とあります。
枯れることを知って子孫を残すために一生に一度だけ花を咲かせる。健気です。
花が咲いた竹は枯れる・・・実家から株分けしてもらってから57年、もう寿命なのでしょうか。
花が咲くのは120年に1度というめったに起こらない不吉な事が起こる前触れであるとも言われるようです。
でも、縁起物の竹、せっかく珍しい花に出会えたのですからこれは特別の「吉兆」だと思うことにします。
コロナの向こうにきっといいことが、間違いなく「吉兆」です!

大名竹「トウチク」ネットより拝借